人生に悩んだとき、「藁にもすがる」前にやるべき「問い」を見つけるということ
「どこに転職しようか」
「今の会社を辞めた方がいいかな」
「どうしたらパートナーとうまくいくんだろう」
人生にはいろんな悩みがつきまとう。ひとりの人生史はそのまま悩みの記録だと言ってもいいくらいに、ぼくらはいろんなことに悩む。
自分の人生における悩みを振り返ってみても、「ちょめちょめをどう解決しようか」という、解決策を導き出そうとしてきたことが多かった。「藁にもすがる」という言葉があるけれど、悩んでいる状態は苦しいから、「藁=解決策」に今すぐにでもすがりたくなるのだ。
「仕事が見つからない。苦しい…そうだ!あの占い師に相談して、自分に合った仕事を教えてもらおう!」
…これは極端な例だけれど、こんなふうに「藁にもすがる」思いになった経験がある方も多いのでは。
でも、僕もそうだったのでわかるのだけど、「悩み→解決策」ってなかなかワンステップでスッキリ解決!となることってないわけです。
キャリアカウンセリングをしていても、はじめに相談に来た方が「こんな悩みがあって」と言っていたことがあっても、話を聞いていくうちにもっと違う悩みが根っこにあることがわかっていく。
たとえば、どの仕事に就こうか悩んでいるという相談に来た方が、実はその根っこに「親の価値観と自分の価値観のズレ」という悩みを抱えているということがわかったり。
そこがわからないまま、「この悩みだったら、こういう解決策があるよね」と解決策を導き出しても、そもそもの悩みの定義の精度が高くないので、結局モヤモヤ感が残ったままになってしまうことがある。
つまり、「解決策」よりもまず、適切な「問い」を設定することが大切なのだ。
「藁にもすがる」前に「問い」を見つける。自分にとってしっくりくる「問い」が見つかると、解決策が見つかってないのに道が半分くらい開ける感じがしますよ。これほんと。
たとえば僕は、キャリアについても悩むことがあったが、その根っこには「愛」についての悩みがあることがわかってきた。「問い」というカタチにすると、「どうパートナーシップを築いていくか」という感じ。
さて。あなたの「問い」はなんですか?
サポートがきましたって通知、ドキドキします。