2024年4月11日〜19日の日記

<4/11>
昼は知り合いのデザイナーがさいきんつくった自宅兼アトリエへ。めっちゃヒュッゲな空間で「うわー」と感嘆。デンマークのフォルケホイスコーレに行ってた方だからか、北欧っぽい、でしゃばりすぎない心地よいデザインがうまく空間に溶け込んでる。うちの近所の住宅街のなかにあるんだけど、住む土地にかかわらずこんなに気持ち良い住環境にできるんだなぁ。メウロコ(目から鱗)だった。将来のヒントになりそう。


午後は聖蹟桜ヶ丘にあるコレクティブハウスに見学にいかせてもらった。住人で構成された組合がルールづくりや会計などちゃんとやってて、自治がすごい。シェアハウスと混同されがちな気がするけど、じっさいに行ってみると、「シェア」と「コレクティブ」ってちがうんだなと。

なんというか、「負担を軽減し合う」という要素がつよいのがコレクティブハウスなのかもしれない。コモンミールも、各家庭でご飯をつくる負担を軽くするために担当制でご飯をつくって来たいひとは来て食べる、という感じで、そんなに交流が目的というわけではないみたい。独立した世帯が助け合う、という印象だった。

しかし、家族連載をしてるといろんな家族のかたちをみれて、役得だなぁと思う。家族のロールモデルがふえていく。社会科見学ならぬ、家族見学、もっとやったらいいのに。

たくさんの人に会って疲れたのか、帰宅したらベッドで寝落ちしてた。

<4/12>
下北沢いって作業。家族連載の原稿が峠を超えた感じがする。あとちょっと。

午後はRちゃんとボーナストラックではじめる音声配信の収録。やっぱ楽しい。なんだろう、書くのよりライブ感があるというか、即興性があるというか。音声配信、仕事になったら超うれしいなぁ。今日のゆるゆる収録も、そこにつながるといいなと思う。いつかもしかしたら。

共同親権の法案が可決されそうでちょっとざわつく。まわりの人たちもXで「これはちょっと」と声を上げていた。なんとかストップされないものか。

<4/15>
ふいにある人に「話聞くよ」と言ってもらえて、ちょっと泣いてしまった。自分でもびっくりした。おれはいろんなひとの話を聞きまくってるけど、ほんとは話を聞いてほしかったのか。

お金を払って聞いてもらえるのもいい。けれど道端に生えたつくしみたいに、なんの見返りのない場所からの「話聞くよ」に救われることってあるのだな。

<4/16>
あやとくんと下北でランチ。やさしいエンターテイナーという感じで(なにしろアメリカのディズニーのキャストだったわけだし)、心から人と人のつながりをつくろうとしてて、すげーなぁと思う。彼の周りに素敵な人が集まるのもわかる。たまにこうして声をかけてくれてありがたい。

寝不足にくわえて気候が気持ち良すぎて、ほわーってする。ほわー。ほわほわしながら音声配信の収録したけど、どうだっただろう。やっぱラジオ楽しいな。

<4/17>
朝からぼーっとする。これはあれだ、気圧だなぁ。あんまりスイッチ入らず、ダラダラと原稿書き。こんなんでいいのかなぁ、モチベ上げたいところなのだが。

昼はちょっと打ち合わせして、昼過ぎ昼寝した。頭ぼーっとしちゃって。頭痛ーるをみたらそこまで気圧が落ちてるわけじゃかったんだけど、なんでだろ。さいわい夜のキャリアの相談やる時間までアポないので、ちょっとやすんで、頭使わない作業ならできるかとおもってたまってたレシートを整理して帳簿つけた。えらい。

そういえば還付金戻ってきてた。べつに得したわけじゃなく、払いすぎてたのが戻ってきただけなんだけど、なんだかうれしくなる。騙されるなよおれ。でもうれしくてにやけそうになる。ふだん甘いもの食べないけどコンビニでエクレア買った。めっちゃ甘かった。

<4/18>
自宅作業。夕方イベントに行くつもりだったけど、それだけのために1時間電車に揺られるのもだるくなって、やめた。なんとなくハンバーグが食べたくなって、あいびき肉買って、こねこねして、じゅわー。うまし。冷蔵庫に余ってたレンコンとかにんじんとかエリンギとか玉ねぎもバターで炒めた。これまたうまし。食べながら新プロジェクトXみる。思ったより旧プロジェクトXそのまんまってかんじ(いい意味で)。ちょっと泣いた。

<4/19>
今日は清澄白河で散歩取材。街歩き記事を書くのだ。散歩してお金もらえたら最高だな〜、とか思ってたらほんとに散歩が仕事になるなんて。改名してみるもんだな。

いうて、清澄白河は何度も訪れているまちだ。でも、さらっとレビューの評価が高い場所だけちょっと訪れる散歩と、まちにダイブするように足をつかって情報を集めてまちのひととがっつりコミュニケーションとる散歩では、ぜんぜんそのまちとの距離感がちがう。「スマホを捨てよ、まちへダイブしよう」ってかんじ。今回の散歩では、しらない清澄白河の一面を知ることができた。めっちゃ好きなまちになった。

途中で訪れた東京都現在美術館の「翻訳できない わたしの言葉」展。これがまた、すっごくよかったのですよ…

自分は無意識に誰かの「わたしの言葉」をそこねている可能性があること。言葉を巧みに操れる人だけが主張する権利を持つわけじゃないこと。話者が多い言語が偉いわけじゃないこと。たくさんの気づきを投げかけらた。これは対話型鑑賞したい。これはリピート必至。

夕飯を食べた店で、街歩き取材してまして〜っていったら、「え、もしかして、アド街ですか?!」って聞かれた。ぜんぜん、そんなマスに届くやつじゃないんですぅ。

サポートがきましたって通知、ドキドキします。