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DXの最終形態を考えてみよう|ラクスル松本社長

DXには第3段階のステップがあるとのこと。

第一のレイヤーはインフラレイヤー

最初の導入では、メール主体だったコミュニケーションツールをビジネスチャットサービス「Slack」に置き換えたり、オンプレミス(自社所有)だったサーバーや社内システムをクラウドサービス「AWS」でクラウド化したりすることが考えられます。これが第1のDX、インフラレイヤーです。

第二はアプリケーション。

2番目はアプリケーション、業務管理や会計のシステムといった業務レイヤーが対象になります。例えば、自社で管理する業務や会計のシステムにSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を導入すれば、自分たちでソフトウエアやデータを持つ必要もなく、会計士を頼む必要もありません。うまく外部のサービスを活用することで、業務効率を改善しながら余計な管理費や人件費を削減できるのです。

第三がビジネスモデル

 そして3番目、最も大きなDXとなるのがビジネスモデルそのもの。まさに私たちラクスルが取り組んでいる事業もそれに該当しています。例えば、ラクスルでは旧来型の生産・販売が一体化したシステムを分離して自社のプラットフォームに載せることで、生産者とお客様をつなぎ、より便利で効率の良いサービス提供を実現しています。


出版業界でいえば、デジタルとリアルでは全くモデルが異なります。

これまでは国内流通と海外流通とデジタルが全く別モノだったところ

HYBEのように国内・海外・デジタルを1つの大きな市場と捉えて事業展開しているわけです。

松本さんの記事はこう続きます

第1と第2のレイヤーは外部サービスを使った自社の効率改善の話でしたが、第3のビジネスモデルでDXを実現している企業は、実はあまり多くありません。なぜなら、これは既存の企業にとって「いま持っているものを捨てて新しいものを作る」ことを意味するからです。

「いま持っているものを捨てて新しいものを作る」ことが難しいのは

歴史が証明しています。

スタートアップの強みは純粋にまっすぐデジタル市場と向き合えること

そして、そこに金や人員というリソースをぶっ込めることです