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ソ連を感じたタシュケントの夜

目覚ましのアラームが鳴る。
重い瞼をこすりながらカーテンを開けると、ここはもう日本ではないことに気づかされる。道路には右側を走行する車が見え、広場の真ん中には英雄の巨大な銅像が照明に照らされている。向こうにはドーム型の建築物、さらに遠くにはテレビ塔も見える。そう、私たちは今ウズベキスタンにいるのだ。

⬆️1日目に泊まった首都タシュケントにあるホテルウズベキスタン。めちゃくちゃにでかいし光る。ソ連時代の建築物であり、真ん中が凹んだ形をしているのは本の形をモチーフにしているからだとか

⬆️部屋からの景色。道路がやたら広く、車線とかはあまり関係ないっぽかった。手前にあるのがアムールティムール広場、奥の建物は大学だ。

時計は午前6時。普段なら余裕で寝ている時間帯だが、今日は違う。今いるウズベキスタンの首都・タシュケントから始発の列車でサマルカンドに移動するのだ。ひとまず朝食を食べに、一階のレストランに向かう。

⬆️朝食の会場。すごく豪華な感じだが、なんだか冷たく閑散としている。こんなに広いのに、朝食を食べに来ているのは私たちと中年男性の3人だけだった。

朝食を食べ、荷物をまとめてホテルのロビーに行くと、すでにドライバーのおっさんが私たちを待っていた。車に乗り込み、ヴォグザール(駅)に連れていってもらう。

⬆️タシュケント駅。駅とは思えん綺麗さ。

ドライバーのおっさんが私たちに列車のチケットを渡してくれた。
駅の外に何人かの警備員がおり、列車のチケットとパスポートの提示を要求される。事前情報だとウズベキスタンは観光客のチェックが超きびしい、ということだったのだが、goodbye~と、あっけなく通された。

今日乗る列車は、タシュケント始発のアフラシャブ号である。このアフラシャブ号で、あのTwitterで見た美しい青の建築があるサマルカンドまで行く。1月のウズベキスタンの朝は寒く、まだ発車まで時間があるので、駅の中で待つ。
駅の中も、かなり綺麗な感じだ。広い待合室の中に、ちょっとした軽食を売るお店と、自動販売機などが設置されている。まだ早朝のため、お店は開店していなかった。

何分かすると、駅のホームに青い車体がやってきた。

⬆️これがアフラシャブ号。ウズベキスタンの便利な交通手段。
普通にきれいな新幹線。スペイン製らしい

⬆️アフラシャブの車内。空調も快適で天井のモニターからは最近のウズベキスタンのヒットソングMVみたいなのが流れている。

車内に乗り込み指定の席に座ると、アフラシャブ号は定刻通りに静かに動き出した。

列車が動き出して数分で、こんな景色になる。
車窓から広大な土地をぼーーっと眺めていると、

机にサンドウィッチとドリンクが置かれる。
なんとこれ、アフラシャブ号に乗っている人全員にもらえる軽食サービス。
パッケージもアフラシャブ柄でかわいい。
日本の新幹線もぜひ見習っていただきたいところ....
ちなみに味は普通でした。(パサパサのパンにハムとチーズがはさまってる)

サンドウィッチをもさもさと食べながら景色を見ていると、あっというまにサマルカンド到着のアナウンスが流れた。

ついに、あのサマルカンドブルーとご対面の時だ。
期待に胸を膨らませながら、私たちはアフラシャブ号を降りるのであった。

サマルカンド編につづく





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