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東北自動車道⑥加須市ー羽生PA

※独自のバスガイド台本をまとめてみました。
バスガイドの皆様と共有してみたいと思い投稿しております。
表現や情報の誤り、新しい情報を見つけましたらご指導ご鞭撻ください。

緑の中のファミリーランドむさしの村

加須インターチェンジへ差し掛かりました。
降りて国道125号線を進みますと「緑の中のファミリーランド」むさしの村という総合レクリエーションセンターがございます。
観覧車やメリーゴーランドなど遊園地ゾーンと
ウサギやポニーと触れ合える牧場、ちびっこプールも人気でございます。

行田市

加須市のお隣には行田市がございます
かつて「足袋の行田か、行田の足袋か」と言われ足袋の生産量日本一を誇った街です。
2017年に放送され大変人気になった『陸王』の舞台にもなりました。

足袋

行田の足袋の起源は江戸時代武士の内職だそうです。
足袋の生産は拡大をしていきますが第二次世界大戦後の生活様式の変化で需要が減少し生産量も減っていきましたが、現在でも全国一位を誇っております。また、足袋製造から転換した靴下製造やその他被服製品の製造などの工業がおこなわれております。

~陸王に反応があれば~
劇中で登場した「こはぜ屋」は行田市内で最も古い大規模足袋工場イサミコーポレーションで撮影されたそうです。
特徴的なノコギリ屋根の外観、工場内のシーンもこちらで撮影されたそうです。
市役所には「こはぜや」のトラックが停まっていたそうです。

さきたま古墳群

行田市に関東最大の古墳群であり県名の埼玉の由来と言われている「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」がございます。
古墳群は5世紀後半から7世紀中頃にかけて築かれた
前方後円墳8基、大型円墳2基、方墳1基並びに小円墳群で構成される古墳群です。
2020(令和2)年3月には、埼玉県内では初となる、特別史跡に指定されました。

忍城(おしじょう) 映画「のぼうの城」のモデル

室町時代に成田氏によって築城された忍城も行田市にございます。
数度の城攻めを受けても、一度も落城しなかった要害堅固(ようがいけんこ)なお城として知られました。
1590(天正18)年豊臣秀吉の小田原征伐に伴い発生した攻城戦の際、豊臣軍の水攻めに耐え抜いた逸話から浮き城または亀城と称されました。
その様子は「のぼうの城」という東宝の映画で野村萬斎さんの主演で描かれました。

江戸時代に入ると忍藩が置かれ
明治維新後、廃藩置県と同時に廃城となりました。
お城は土塁の一部を残して取り壊されましたが城跡として県指定記念物の旧跡に指定されております。

羽生市

羽生市は江戸時代から伝統産業の藍染から発展した衣類の町として知られております。
江戸時代中期から農家の副業として木綿を藍染にした青縞(あおじま)と呼ばれる織物で足袋が作られました。

さいたま水族館

東側1㎞あまりの所に県営のさいたま水族館がございます。
こちらは淡水魚だけの珍しい水族館です。
2021(令和3)年から園内唯一の哺乳類コツメカワウソの展示がはじまりました。かわいい水中の様子も観覧することができます。

羽生水郷公園(はにゅうすいごうこうえん)

この水族館は羽生水郷公園の中にございます。
この公園内には国指定天然記念物に指定されいる「ムジナモ」という水草が生息しております。
日本国内ではここでしか見る事が出来ません。


渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)

渡良瀬遊水地は、足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に渡良瀬川下流に作られた日本最大の遊水池でございます。
遊水地の領域は、栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県の4県にもまたがり羽田空港の2倍という広域の我が国最大の遊水地です。

ラムサール条約

湿地帯も広く本州最大の湿地で
2012(平成24)年にはラムサール条約の登録湿地に登録されております。
人間の活動とは隔離されているため、野鳥が多く、希少な植物も多いのです。
環境省のレッド・データブックに掲載された絶滅危惧種も多く発見されています。

ハートの池

敷地内の貯水池、谷中池がハートの形になっていてロゴにも使われており、可愛らしいです。


羽生PA

下りの羽生PAはパサール羽生という「洗練された粋な和風モダン」をコンセプトにした商業施設になっております。

「Pasar」(下り)

とはパーキングエリア(PA)+サービスエリア(SA)+リラクゼーションの「R」を組み合わせた言葉でインドネシア語で「市場」という意味がございます。
Pasar羽生は「Pasar幕張」に次ぐ2店舗目で2009年に開業しました。

「鬼平江戸処」(上り)

上りの羽生 PAは池波正太郎の代表作「鬼平犯科帳」の世界を再現した「鬼平江戸処」になっております。
江戸時代の「日光街道」にあった唯一の関所である「栗橋関所」が近いため作られました。
施設内は外観から内装まで鬼平がうまれた1745年から、江戸の町人文化が栄えた文化・文政期(1804年~30年)の江戸時代の町並みが細部まで再現されています。

特に日本橋や本所深川、両国など、鬼平犯科帳に登場する場所の再現をめざしたという町並みは、江戸時代へとタイムスリップしたかのように感じる事が出来ます。

テーマパークみたい!



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