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#292 ニホンオオカミの像

 今日も秋晴れだった。お昼を食べた後、私たちはりかこ(孫小5)とニホンオオカミの像のある東吉野に行った。私たちは、東吉野の道の駅でパンフレットをもらった。

 ニホンオオカミの像を見に行った。道の右側に、『山に向かって遠吠えする』姿をしたニホンオオカミの像が立っていた。1906年に発見された後は、生存の記録がなく絶滅したと考えられている。
 りかこは、オオカミが野生のシカなどの増大を防ぎ、自然を守る大切な働きをしていたことも話をした。「よく知ってるな~。」妻は感心して言った。「先生に教えてもらってん。担任の先生の家がここやねん。」とりかこは言った。

 道の左側には、高見川が流れていた。澄み切った水の中を、魚が泳いでいた。

 スギやヒノキが生えている高い山が、私たちの前に迫ってきた。その上には雲ひとつない青い空が見えた。
 日の当たっている道を通ると暖かく、山のかげになっているところはひんやりしていた。

 私たちは帰路についた。里山は紅葉していた。道端の大きな銀杏の木の葉も黄葉していた。西日が銀杏を照らしていた。
  
  #紅葉前線レポート

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