土曜日の午後、私たちは孫のりかこを連れて買い物に行った。
　その後、近くの神社に行った。穏やかな天気だったが時折強い風が吹いてきた。
　私たちは広い参道を歩いた。２本のイチョウの巨木が参道を覆い、空にも高くのびていた。参道には、いちょうの葉がおちていて、それが重なっているところもあった。
　手水口で手を浄めた。手水口の近くの絵馬が、風が吹いてカチカチと音を立てていた。

　私たちは、拝殿で参拝した。拝殿の右側には宮城遙拝所と書かれた石柱があった。先の戦争当時は皇居に向かって礼拝したのだろう。

　階段を下りると、川に降りるところもあった。みそぎをするところだったのだろう。

　参道に戻った。風が吹いてきた。大木からは、イチョウ葉が空に巻き上がった。低い枝のイチョウは大量に参道に降ってきた。

　楓とイチョウが重なり合うように風で揺れているところもあった。

　今年は残暑が続き、11月の中頃から急に寒くなった。私たちは、車で紅葉をめでるドライブをしたり、近所の神社に行った。私たちは近所の行楽客のいないところでの紅葉狩だった。山すそに、枯れ草を刈り、植木の剪定を終え、冬を迎えるむらの景色も見ることができた。