この日は、夫と私の実家に行きました。

夫は庭の草むしりと、芝生が少し伸びていたので
切り揃え、水やりをしてくれました。

私は誰も使っていない家なので風を入れ、汚れてはいないけど、掃除機をかけ、拭き掃除をしました。

私の両親は実家に住んでいません。
両親は3年前から、「サービス付き高齢者住宅」に
住んでいます。
移り住むキッカケは、母が3食の食事の支度が億劫になったことと、何かあった時に安心、という理由からです。
そして、ふたりでいくつかの施設を見学にいき、決めて来ました。

今現在の両親の日常は、朝食は母が部屋のキッチンで簡単なものを用意し、昼食は二人で散歩がてら駅にでて食べたいものを食べ、夕飯だけ施設で
提供してもらっています。
母はとてもラクになったと言っていますが、私からすると、前とさほど変わらない様な気がしますが、本人が満足しているので良しとします。
そして2ヶ月に一度、2泊3日で湯河原温泉に電車で出掛けるのを、とても楽しみにしています。
二人とも80代になり持病はありますが、元気です。
今私が両親のためにすることは、ふたりの病院の付き添いだけです。

両親が実家を離れて施設に移った時、とても寂しく感じました。
「なんで、相談してくれないんだろう」
「なんでもっと頼ってくれないんだろう」って。
少し腹を立ててしまいました。
しかし、考えてみればわかるのです。
両親は、私に負担をかけたくなかったのでしょう。
親孝行をしたいと思っていたのに、その前にまだまだ両親に大切にしてもらっていたのです。
いい歳になっても、両親にとって私はいつまでも
子どもなんですよね。きっと。
両親には感謝してもしきれません。

私に出来ることは何だろうと考えるのですが…
できるだけ両親の所に行こう、顔を見に行こうと思います。
そして両親が心地良く、生活しやすいようにサポート、寄り添っていけたらいいなぁと思っています。