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小学校受験 どこまでやれば受かるのか

※2024年1月にアメブロで投稿した記事のリライトです。

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

さて

今日は、少し耳の痛いお話になるかも知れませんが、受験は「どこまでやったら受かるのか」ということについてお話したいなと思います。

受験って、相対評価で合否が決まってしまうので、どこまで到達すれば良いか分からないんですよね。

例えば、検定試験みたいに「どの分野も7割で足切り・総合8割で合格」というような絶対評価だと対策も簡単なのですが…

だから、どうしても完璧を目指すしかなくなる。

実際、特に第一子の合格後には、「やり過ぎだったかも」「あそこまでやらなくて良かったな」と思う方は結構な率でいます。

だからと言って、最初から「できるところまでで良いや」というスタンスで甘く取り組んで良いというわけではありません。
だって、本気で取り組んできた方たちと闘うわけですから。

結果的には「できるところまで」しか出来ないのは当然そうなんですけど、それは言い訳に使う言葉ではないことを肝に銘じなければなりません。

やっぱり、皆さん相当の努力をしていらっしゃいます。

例えば、インターネットで「これだけで最難関校に合格しました!」という文言に釣られてはいけません。

それ自体は事実かも知れないし、その人にとっては真実かも知れない。
でも、その中身は、字面よりもずっと濃いのが普通です。

たとえば、我が家も朝の1時間しか勉強はしていませんでした。ペーパー、巧緻性、口頭試問、運動…全部含めて1時間。

それは事実です。

でも、そのまま受け止めて本当に1時間しかしないとなるのは全然同じ結果にならないと思います。

なぜなら、我が家のその1時間は、絶対に譲らない1時間ですから。高熱でも出ない限り、例外は存在しない1時間です。

それ以外の時間は確かに自由に遊んでましたけど、遊ぶといっても、図形パズルをしたり、大きな段ボールにどっさり置いてあった材料で工作をしたり、
室内の鉄棒、トランポリン、的当てなんかを好んでしていた子どもたちでした。
お友だちと公園で遊んだ後も、親子でしりとりや言葉遊びをしながら帰っていましたし、食事以外の家事は全て後回しで、夕食後はひたすら一緒に遊んでいました。

例えば、輪投げを作って輪投げをしたり、魚を画用紙で作って磁石で釣り上げたり…とかですね。紙コップを積み上げる競争をしたり、オセロやトランプ、すごろくも飽きるほどしました。全く容赦せず、本気で作って本気で遊んでいましたよ。

寝る前には毎日必ず30分の読み聞かせもしていましたし、静かに何かを待つべきときは、「みっけ」などの探し絵本をずっと見ていました。
(俯瞰して見る力がつきます。おすすめです!)

結局、机に向かっていないだけで、ずーっと受験に役立つことをやっていた気がします。

そして、とにかく早く寝かしつけていました。なんなら、ここに一番力を入れていました。
次の日の朝も勉強があるし、次の日の勉強セットを夜な夜な作らねばならないし、なにせ日中の家事は全て後回しになっていますから寝てくれないと困りますので…。

そんなこんなで、受験日の朝、積み上げた段ボールは6箱。180cmくらいかな…

もちろん、このやり方が「正しい」と推奨しているわけではありません。ご家庭により事情が何もかも違います。

現に、私も「ここまでやらなくても良かったかも」と思っています。楽しくもありましたけど、やはり厳しくもありました。

ただ、実際はそんなに簡単に合格を勝ち取ったわけではないですよということです。

そして、実は「ご縁がほとんど」と言われている学校に合格される方こそ、すごい努力されているのをご存知ですか?

ペーパーがないからワンチャン受かるかも♪とか…ないですよ!ない!!

で、

今日の「どこまでやれば受かるのか」という点について私なりの結論を言うと

どこまで、というのはなく
無理をしろ、というのでもなく

我が家でできる最大限がゴールです。

「やれることは全部やったし、もう後は天に任せます」と直前期に言えたご家庭は、自然とご縁のある学校から合格をいただけていると感じますし、
逆にいただいたご縁を大切に受け入れていらっしゃると感じています。

なぜか。

それは、子どもと過ごした受験期に、無駄なことなど一つもなかったと気付くからではないでしょうか。

あと10ヶ月後、あるいは、あと1年10ヶ月後

そんなふうに思えるまで、頑張ってみましょうか!
子どもに頑張らせるのではないですよ。一緒に頑張る。

例えば、なかなか学習が進まない、成績が上がらない…という方は、
まずは机に向かわない学習に力を入れてみるのはどうでしょう。

一人で座れるのを待っていたら、いつ開始できるか分かりませんからね…
いっそ、そこは分けて頑張ってみると良いかも知れません。

座る練習は、もっと簡単な、やりたくなるような市販教材でやり始める。
そこは、「迷路」や「まちがいさがし」とか、そういう遊びだか勉強だか分からないものから始めても良いわけです。

いわゆる受験用ペーパーは、しばらくママのお膝に座りながらやっていたっていい。

もちろん、最後までそれでは困りますけどね。
最終的には机に1-2時間座っていられる必要はあります。試験を受けるわけですから。
試験とはそういうものだと、じっくり教えていかなければなりません。

でも、人それぞれ得意なことって違いますから。
そして、できないところは当日までに整えればいいのかなって思います。
それまで、親は本当に試行錯誤です。

どうしたら良いか分からないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。一緒に攻略法を考えていけたらと思います。


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