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理想の線

線を1ミリ内側、
もしくは外側にずらしてみる。
うん。さっきより、
少し見栄えがよくなったかも。

昨日久し振りに
つけペンで自分の絵を
清書して実感しました。
絵ってほんとバランスが大切だなあ。

絵というのは
多くの線の集合体ですので
ミリ単位のずれで
全く印象が変わったものに
なってしまいます。

今の自分の実力で描ける
最大限の「線」。
ペン入れ前の下描きで
自分が納得できる線を必死に探します。

線を探す手段としてよく用いているのは
原稿用紙をひっくり返す方法。
全体のバランスはとれているか
後ろから確認します。

デジタルだと「反転」ですね。
こうすることでそのままの向きでは
分かりづらい修正箇所が
はっきり見えてきます。

…しかし。
しかしなのです。
この方法、確かに全体的なバランスは
良くなるのですが往々にして
絵が固くなってしまうのです。

下描きの、ほんとに最初の
のびのびとした線が
かえって一番良かった。
なんて悲しいこともままあり。
お絵描きあるあるです…。

それから何度も直していると
段々気分が盛り下がってきて
途中で嫌になってきて
未完成で投げ出してしまったり。

たのくるしい。
私にとってのお絵描きってこれに尽きます。
何も考えず楽しく描ければ
よいんだけどなあ、と思いつつ。

「もっと上手になりたいな」。
その気持ちがずっとあるから
どうしても楽しいだけじゃ
いられないのですよね。
まあ、でも。

嫌になってしばらく
描かなくなっても結局
またなんだかんだ言いつつ
描いてしまうので。

なんだかんだ言ってやっぱり
好きなんですよね。 
辞められないのも才能の一つだと
良い方に思い込んで。

少ない線でも動きが分かる。
形が的確に捉えられている。
そんな理想の、
素晴らしい線を探し求めて。

さあ、今日もまた
何か描いてみようかな。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!


















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