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尾道への憧れ

尾道に行ってみたい。
そう思わせてくれたのが
この本です。

「扉守」。
光原百合さん著 文春文庫


図書館で借りたのが
はじまりでした。
とても好きになって、
手元に置いて読み返したくなり
文庫本を購入しました。

副タイトルが
「潮ノ道」の旅人。
地名は少し変えていますが
尾道が舞台になっています。

この本を読むまでは
おぼろげにしか知らなかった尾道。
背後は尾道三山
前には瀬戸内海。

その間にわずかにある
横に広がった小さな街。
古来から信仰の場所だったそうで
船が主要な交通経路だった昔は
港町として栄えていたそうです。

来週21日に尾道を訪れる
予定をたてていますので
久し振りに今日
読み返してみたのですが。

一話目の「帰去来の井戸」で
号泣してしまいました。
何とうつくしいお話…。

「帰去来」は
「故郷に必ず帰る」という意味です。

その井戸の水を口にすると
地球の裏側にいても
必ず愛するこの街に
帰ってこられるという。

そんな言い伝えを持つその井戸を
守っている人のお話です。

「扉守」というタイトルのお話も含んだ
7編のお話がおさめられているこの本。
どのお話も尾道という街の
不思議と素敵に満ちた描写が
本当にうつくしくて。

ぜひこの目でその街を
見てみたい。訪れてみたいと
わくわく弾む気持ちになります。
尾道。

来週の旅がとても楽しみです。
長いこと憧れだった街。
どんな街なんだろう。
まるでずっと好きだった人に、
会いに行くような心持ちです。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!





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