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古代への情熱

こんにちは。KWです。

今日は題名からも分かると思いますが、考古学に関して話していけたらなと思います。

古代への情熱」といえば、シュリーマンです。少年シュリーマンはトロイア戦争の物語を信じ、大人になってから資本家の力も借りつつ独力でトロイアの遺跡を見つけるという内容の自伝です。知ってる方も多いのではないでしょうか??

みなさんは考古学に関してどういうイメージをお持ちでしょうか?

あまり面白くないと思う人、ロマンがあると思う人、いろいろな意見があると思います。どんなイメージであれ、今日は少しでも考古学の魅力を伝えられればと思います!

KW版の「古代への情熱」と思って読んで頂ければと思います。

※私自身は考古学を専門にしているわけではなく、考古学に興味のあるただの一般人です。私はかなりミーハーなので、ミーハーな話しかできません。専門性に欠けることもあると思います。ご了承ください。

考古学といえば、エジプト、古代ギリシャ、古代ローマを思い浮かべる人が多いかもしれません。ピラミッド、ツタンカーメンの黄金のマスク、ローマのコロッセオ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、こういった遺産や遺物に興味を持ったり魅了されたことは一度くらいある思います。

<筆者仏留学中に撮影•サモトラケのニケ>

私もその1人です。単純にすごいなーって思っただけなのです。そんな私の考古学との関わりをまずは話したいと思います。


< 考古学との出会い >

私は5歳から8歳までの2年半、アメリカのニューヨークに父の仕事の関係で住んでおりました。小さい頃から絵を描くのが大好きで、ニューヨークにいた頃は足繁く美術館に通っていました。メトロポリタン美術館やMOMAに行くことも多かったです。そんな折、メトロポリタン美術館のエジプト展に足を踏み入れたことがありました。私はただただエジプトの遺物や遺跡の一部、ヒエログリフなどを見ていた記憶があります。子供ながら古代エジプトの何かに心を掴まれ、その凄さを肌で感じていたのだと思います。その後は、古代エジプトに魅了され、本を読んだり、絵を描いたりなどしていました。

< 筆者が小さい頃購入した古代エジプトの本 >

< 筆者が6歳か7歳で描いたファラオの絵 >

< エジプトAddictだった当時の筆者の絵 >

とまあ、私が古代エジプトにかなり思い入れがあったことはこれらの写真で証明できたのではないかと思います。子供にしてはかなり絵上手くないですか?私の数少ない自慢の1つです。笑笑

当時は遊戯王なんかも流行っていました。遊戯王といえば、千年パズルや千年リング、そうです古代エジプトがモチーフにされているのです。「ラーの翼神竜」、「オシリスの天空竜」、「オベリスクの巨神兵」と言われる三幻神は遊戯王世代の方ならみんな知ってると思います。世界史の授業において、遊戯王の知識で点数取れたって人も何人かいらっしゃるのではないでしょうか?笑

< エジプト訪問と考古学 >

フランスに留学していた2017年のクリスマス頃、友達を誘ってエジプト🇪🇬に行きました。念願のエジプトだったので、テンションマックスでした。ピラミッドやアブシンベル神殿など、見たかったものが見れて大満足の旅でした。こちらの詳しい話は< 旅行記 >の投稿の方でいずれシェアしようと思います。

その後、JICAのインターンで2019年10月から1ヶ月ほど、エジプトにて考古学に携わらして頂くことができました!その経緯やインターンの簡単な紹介もいずれシェアしたいと思います。

※エジプトとインターンの話は非常に長くなってしまうと思いますので、ここでは割愛です。

大学では古代エジプト語の授業を取っていました。つまりヒエログリフの勉強をしました。少しなら読めます。もう少し勉強しないと!と常々思っていますが。。。

ざっと、私と考古学との歴史はこんな感じでございます。「将来的には考古学を学びたいな」なんて気持ちもありますが、大学に入り直すとなるとお金がかかりますので、とりあえずは何年か大人しく働こうと思っています。ロマンがあることに憧れている割には、結構現実主義者だなー自分と良く思います。

< 私のおすすめ >

さて、みなさんが考古学により興味を持って頂けるように、僭越ながら私がいくつかおすすめの書籍や映画を紹介したいと思います。

まずは本から。なんと言っても、冒頭で紹介したシュリーマン古代への情熱です。考古学への熱い思いが詰まっています。自叙伝でページ数もそんなにないので、サクサクと読めると思います!

歴史が好きな方なら、銃・病原菌・鉄という書籍もおすすめです。地政学の観点から、ヨーロッパ諸国が歴史の中心に立つことが必然的であったことを面白く解説しています。これも考古学への興味を掻き立てるでしょう。

映画でいえば、やはりインディージョーンズシリーズではないでしょうか?ハリソンフォード演じるインディアナジョーンズが遺跡を巡り伝説を紐解いていくストーリーです。みなさんのもつ考古学者のイメージはここから来てると思います。実際はもっと地味な作業(発掘作業をひたすらするなど)が多いそうです。←私がインターン中に考古学者の方から聞いた話です。
インディージョーンズは考古学者の最高の理想形なのでしょう。

※インディージョーンズの作品の中に、「レイダース/失われたアーク」がありますが、これに関する面白い話を聞いたことがあるので、今度紹介したいと思います!

漫画でおすすめしたいのはマスターキートンです。この作品は20世紀少年など数多くの有名作品を残している浦沢直樹さん作画の漫画で、1988年から1994年まで連載されていました。合計18巻からなり、2014年には復活版1巻が刊行されています。3つの顔を持つ男「平賀•太一•キートン」が考古学の知識やサバイバル術などを活かし、事件を解決していく物語です。3つの顔とは、オプ(探偵)考古学者SAS出身の元軍人というもので、この異色の経歴が物語をさらに面白くさせます。一話一話しっかりできていて、名言や教訓になることも多く、私にとって人生のバイブルとも言える作品です。これは是非読んで頂きたいです!

まとめると。。。

①古代への情熱
②銃•病原菌・鉄
③インディージョーンズ
④マスターキートン

どれか一つでもいいので、是非手に取ってみてください。考古学に対する目が変わるかもしれません!!


長くなりましたが、私の古代への情熱が伝わったのではないでしょうか?

考古学者一有名なシュリーマンも実は学会ではあまり認められていなかったそうです。伝説を信じて遺跡を掘ろうとすることは論理的でも科学的でもないからだそうです。(マスターキートンより)

しかし、果たしてそうでしょうか??
人はロマンや夢に対して情熱を注ぐことができますし、その情熱こそが何かを成功させるのに必要不可欠だと私は思います。私ももっといろいろなことに情熱を注いでいける存在になりたいと日々思っております。精進します笑

KW

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