みんなビジネスの世界は、ヒットを打たなければならないと思っていて、空振りをしていいことを意外に知らない。

商品づくりも、完成するまで提供してはいけないと思い込んでいる人が多い。

コンセプトも、明確なものをつくらなければ軸や方向性が定まらないと思っている人がいる。

でもじつは、何度壊したって構わないのです。何度も変えたっていいのです。


変化したいと言っている人ほど、何かを変えることへの抵抗がとても強い。

ビジネスはすべて実験です。起業家の仕事はやってみて、課題を見つけて、改良をして、またやってみてを繰り返していくこと。

つまりは、ぼくたちは皆、改良業なのです。


だからうまくいかないことを恐れなくていい。失敗することを恥じる必要なんてない。途中で変えることを怖がらなくていい。改良を重ねてこそ、お客さんに良いものを届けられるようになるのだから。

まずやってみるために、仮で決める。そしてやってみて問題点を見つけて改良していく。これがぼくたちのやるべき仕事です。