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3週間長野に住むことになった話

2023年の5月下旬から6月上旬にかけて3週間、長野県長野市で過ごしました。

休学しているとはいえ、ただの大学生。
でも、3週間の中で色んな人に出会い、色んな場に巻き込んでもらい、色んなことを知り、感じ、行ったことのなかった長野県を大好きになりました。

まとまりのない内容かも知れないけれど、今と今後の自分にかなりの影響を与えてくれた長野県での経験を書いてみます。

「なぜ長野に?」「なぜ3週間も?」

3週間の長野旅、始まりは和歌山県でした。

「わかやまcrew」というサイトで見つけた善兵衛農園で農業インターンをさせていただく中で、受け入れをしてくださった信太郎さんから「長野市に面白い人たちいっぱいいるよ」と教えていただいたのがきっかけ。

善兵衛農園での体験もnoteにまとめています▼

 「色んな人と話したい」「企業に勤める以外の働き方も知りたい」という私のぼんやりした考えをくみ取って下さった信太郎さんが、当時ジモコロの編集長をされていた徳谷柿次郎さんに連絡を取って下さいました。そしてすぐに返信が。

「寝るとこは用意してあげるからおいでって言ってくれてるよ」

…「えっ。ほんとですか。…行きます」

正直、ジモコロの存在や柿次郎さんのことも知らなかったので「そんな人がなんか凄そうな方のところにこんなトントン拍子に会えることになってしまっていいのか…?」と思いましたが…信太郎さんがオススメして下さったこと、この出会いも何かの縁があるのかも知れないという思いで行くことにしました。

すぐに柿次郎さんと信太郎さんと私のMessengerグループが出来て、緊張しながらやりとりしたことを覚えています。

柿次郎さんにお会いする前に、ジモコロや柿次郎さんのことを知っておかなければ。と思いその後の数日で柿次郎さんの『おまえの俺をおしえてくれ』という本を読破。柿次郎さんのこれまでがぎゅっと詰まった凄く面白い内容だったと共に、こんな方に会えるのか…。余計緊張する…状態になってました😇

そんなこんなで長野行きが決定。和歌山から、まさかの長野行きが決定したのは信太郎さんとの出会いがあったからです。信太郎さんに大感謝です…🙇

自分の中の「違和感」

長野行きが決定した数日後、ゼミ仲間の数人とご飯に行く約束がありました。

みんなで楽しく話していたのですが、自分以外のみんなの中にある共通認識や価値観と、自分が凄くズレているんだと感じて違和感に囲まれている自分がいました。

それなりに良い大学を出るならこういう企業よりこういうとこだよね
なんか、やっぱ結婚とか考えると好きだけじゃやってけないよね
1年で戻ってくるんだよね?2年とか休学したらやばいらしいよ

こういった共通認識について行けないのは自分が子どもだからだろうか。

大学の知名度や学部を元に選ぶのが普通なのか。
若いうちは企業でバリバリ仕事をするのが当たり前なのか。
好きだけの恋愛をしていられない年齢になってしまったのか。
必ず結婚というルートをたどらないといけないのか。
意味もなくするならまだしも、2年休学するという選択はなぜ無しなのか。

いちいち「なぜ?」と思ってしまう自分と、大体相場はこうだよねと話しをすすめる他のメンバー。どちらが悪いわけでもない。けれど、なぜかこの時は自分以外のみんなが大人に見えた。

この当時、「休学」という選択を取った自分を根本は認めていなかったのだと思う。これも長野に行く前と後で大きく変わったところ。

休学することを伝えたら心配されたり、「遊ぶってこと?」と聞かれて笑顔で「そうそう!」と答えて、後から「確かに、自分って逃げてる?」と考えたり。

自分の中の違和感を、「自分がおかしいのか…?」と思いつつ、「でも、そんなことないはず」と片隅で考えていたんだと思います。

もっと、多くの選択肢があるはず。
もっと、自由に考えていいはず。
大人になるからこそ「諦め」ではなく「ひとつひとつ選べる」ようになるはず。

それを自分で見て、体感して、これからの選択肢を広げたかった。
だから信太郎さんに勧められたとき長野に行こうとすぐ決められたのかも知れないな、と書いていて思いました。

長野でのエピソードは山ほどあるのでどこまで続くか分からないけれど、全部忘れたくないものばかりなのでこれから少しずつ出していきます😊


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