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広がる繋がりと職の選択肢

2023年4月6日〜10日にお世話になった和歌山県湯浅町の善兵衛農園での様子を振り返っていきます!

なぜ和歌山・善兵衛農園だったのか

奥尻島に行って、「やっぱり自然の中で過ごすの好きだ…」ということに気づいたことで、田舎に行きたい!自然に触れたい!という気持ちがMAXに。特に奥尻島で開墾作業をしたときの、あの土の感覚を定期的に味わいたい…。


農業体験とかも楽しそう。その中で色んな人と話せたら凄く楽しそうだよなぁと思い、調べてみることに。


すると、『わかやまcrew』というサイトを発見。

『農業について学びたいという高いモチベーションがある訳ではないし、どれも面白そうだし…』と思いながら見ていたところ、特に興味を引かれたのが善兵衛農園でした。

農業=おじいちゃん・おばあちゃんがやっているものというイメージがどうしてもあったのですが、ここは7代目で現在30代の信太郎さんという方が園主をされているらしい。しかもコミュニティスペースの運営に関わっていらっしゃったり、湯浅町・田村地区を盛り上げるための活動もされている…。

農業体験をしたい:色んな人と関わりたい=50:50の私にとって、善兵衛農園との関わりはとても良い経験になりそうだなと感じ、連絡を取ってみることに。

するとすぐに快いお返事が。よし!次の予定決定!

善兵衛農園について

田村の土地で200年以上柑橘を作り続けている善兵衛農園。和歌山と言えば有田みかんのイメージが強いですが、丁寧な柑橘づくり、おしゃれなボックス、販売方法の工夫によって善兵衛農園というブランドを消費者側にしっかり感じてもらえるようにプライドを持ってお仕事されていました。

HP:

7代目園主・井上信太郎さんのInstagram:

https://www.instagram.com/shintaro_zenbee/?hl=ja


善兵衛農園・信太郎さんとの出会い(1日目)

集合場所として指定された箕島駅に到着。

Google mapより

信太郎さんが箕島駅に迎えに来て下さいました。私が善兵衛農園におじゃましたのが4月6日。到着するまで全く考えていなかったのですが、大学生は春学期の授業が始まったところという時期だったので私以外に大学生が来るはずもなく、私一人での参加であることが判明。

車の中では、私の休学前の話や奥尻島での出来事、今後休学中に何をしたいかなど信太郎さんが沢山質問して下さってお話したことを覚えています。

箱詰め作業

信太郎さんの自宅兼作業場に到着したあと、早速三宝柑(さんほうかん)という名前の柑橘の箱詰め作業を体験させていただきました。

休憩中の一コマ。
色んな種類の柑橘を食べ比べさせてもらいました!

柑橘の香りをほんのり感じながら、注文された数だけ箱に詰めていきます。もくもく作業は得意なので微妙な形の違いや鮮やかな色にワクワクしながら作業を進めました。出荷にもついて行き、そのままFLATというコミュニティスペースへ連れて行って下さいました。

コミュニティスペースFLAT

FLATは海と山に囲まれた場所に立地し、信太郎さんが運営に関わっているコミュニティスペースです。

私と信太郎さんが入ると、カウンターでかんなさんという方がいらっしゃいました。かんなさんは私と同年代でありながら湯浅町の地域おこし協力隊として活動されている方で、コーヒーを入れて下さいました。

FLATで出すスイーツの試作品もちゃっかりいただいてしまった…このスコーン美味しかったなぁ

私にとっては地域おこし協力隊の存在を知ったのがこのときが初めてで、そういう選択もあるのか…とびっくり。地域おこし協力隊であるという境遇やFLATで提供するコーヒーやお菓子について信太郎さんと話し合う様子が見ていて新鮮でした。

実は信太郎さんと合流する前に一人でコミュニティカフェAGALA(https://agala.jp/)という場所を訪れていたのですが、女性の店員さんと自然に会話が生まれ、私がわかやまcrew経由で訪れていることを話し、AGALAが単なるカフェではなく就労支援や地域の人々の交流の場であることを教えてもらったりしました。

食べかけのパンは気にしないでね(気になる)

AGALAでもFLATでも、人と出会える場の面白さを感じました。

つながる、広がる(2日目)

シール貼り、作業作業

2日目。この日はどしゃぶりというか、、もはや暴風雨😇

善兵衛農園で獲れた柑橘はジュースとしても販売されており、ジュースの瓶にシールを貼る作業をさせていただきました。

レモンを重さ別に分けていく作業もしました!たくさんレモンが入ったカゴを選別用のはかりに載せ、レモンを一つずつ持ち上げると音声でサイズを教えてくれます。3Lとかが出るとなんか嬉しい。

MとLは音が似てるので、全然違う人の声が流れるよ

私が作業をしている間も、信太郎さんのスマホは何度も鳴っていました。注文が入ったり、知り合いの方から呼ばれてお土産にと柑橘を箱にいくつか詰めて持って行ったり。当たり前ですが、農家さんにとって収穫や作物の手入れだけが仕事ではなくてそうやって周りの方とのつながりを保つことも大切だよなぁと感じました。

ノマド的な働き方を知った

作業が一段落した後、FLATにおじゃましました。
この日はFLATの会長をされているまっさんもいらっしゃいました。まっさんは編集の仕事をされていて、お仕事の最中だったにもかかわらず学生時代の話しや仕事の話しをして下さいました。
信太郎さんが「パソコンで出来る仕事のスキルがあればノマドワーカーにもなれるしまっさんみたいに楽しく働けるかもね」とおっしゃっていて、また一つ新しい働き方を知ることができました。実際、FLATでパソコンを開いてお仕事をされている方もたくさんいらっしゃいました。

この5日間を通して私が凄く感じたことの一つが、「自分って全然仕事内容や雇用形態のことを全く理解できていない…?」ということです。

地域おこし協力隊という制度のことも初めて知ったし、ノマドワーカーという働き方の定義がなんなのかもよく分かっていない…。信太郎さん・かんなさん・まっさんが話されていたことをちゃんと理解することはできていないんだろうな~とちょっと悲しくなりながら(?)お話させてもらってました(結果的に後から理解したので学びにはなってるよね!?)

つながりを自分で作る

信太郎さんはInstagramなどのSNSでのつながりも大切にされていて、休学中の様子を日記感覚でアップするアカウントがあってもいいんじゃない?という話しに。
どうしてもSNSは見る専になってしまうタイプなのでできるかな…と思っていましたが、この話しをしている最中に私と信太郎さんの共通の知り合いからDMが…!(信太郎さんが私の写真をインスタのストーリーにアップしていて、それを見てびっくりしてDMしてきてくれたらしい)

共通の知り合いであることは私も信太郎さんもDMが来るまで知らず、信太郎さんが「やっぱ行動してる人同士ってつながるよね」と笑っているのを見て「よし。アカウント作ろう」と決めました。

関わる人を増やしたり、今あるつながりを大切にしたり、同じような志を持っている人とつながれたり。信太郎さんがSNSを活用してめんどくさがらずに色んな方との関わりを保っている様子が私のInstagramアカウント開始のきっかけになりました😊

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