アサガオのカルテット
イノセント
ただ咲くほどに紫は
ため息ばかりぞ 霜月の君
今が、晩秋だということが、紫色に深さを与えている・・・ような気がする。それが心にしみて来る。いつ寒さと共に終わるのか、その命。それほど遠いことではないだろう・・・ニューヨークの冬はすぐそこ。
けれど今日が、このアサガオ四姉妹の出番だったのだ。順番が来て、ただ咲いている、それだけのことなのだが、尋ねずにはいられない。君よ、だれのために咲いているのだ、それほどまでに美しく。
ひさしぶりにバイブルの節を添えます。
服のことでなぜ心配しているのですか。野のユリがどのように育つかをよく考えなさい。苦労して働いたり,糸を紡いだりはしません。しかし,華やかな生活を送ったソロモン王でさえ,このような花の1つほどにも装ってはいませんでした。では,神が,今日ここに生えていて明日火に投げ込まれる野の草木にこのように服を与えているなら,ましてあなたたちには服を与えてくださるのではないでしょうか。(マタイによる福音書 6章28-30節。)
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