26_ワクワクの世界征服

ココカラビヨリ vol.10

彼のキラキラ輝く瞳で見つめる、カラフルな未来を覗いてみよう。

Profile.

株本雅樹(かぶもと まさき)
鹿児島大学 水産学部水産学科 食料生命科学分野 2年
岡山県出身。学内では食に関する知識を蓄え、学外では毎年開催される人気イベント「ぶり祭」や学生災害支援ボランティアで交流の輪を広げる達人。馬術部にも所属しており、愛馬のアンカットジュエル(5歳)と日々の練習に励んでいる。(かぶと私はココカラカイギ内唯一の部活動所属組。)
ココカラカイギでは広報班を担当。愛称は「かぶ」。

以下
聞き手:し(しーちゃん)
話し手:か(かぶ)
とする。

し:お願いします。

か:お願いします。

し:では、まずは運営に携わった経緯を聞かせてください。

か:もともと他のサークルで、りりさんと同じ活動をしてて、一緒にイベントを作ろうってなってその時に、くうがさんを紹介してもらった。そこがすべてのスタート。イベントがおわった後にココカラカイギを紹介してもらったんだけど、その時は後期の授業が心配だったし、実験が増える、サークルの代表もある、部活で馬にも乗って、ペスカもしてってなったら、それ俺できるか!?って。そう思ったから、“とりあえず”やってみようかなって。
そんなにがっつりは関われないかもしれないですけど、行きます。やります。って。
そしたらリーダーになっちゃった!

し:あれま!そうだったのね!

か:気づけば広報のリーダーになっていて、どうしようって思ったけど、優秀だったね。広報班が。
みんな優秀だったから俺は今までやってこれたし、あと2日だけどこの勢いのまま
走りきれるかなって感じはしてる。今俺の中では。
だから全然後悔はしてないし、むしろ後悔どころかなんならもう本当にめちゃめちゃ入ってよかったって思ってる。本当に。この選択は間違ってなかったなとは思うなあ。

し:広報班への愛がじわじわと伝わってきますなあ。
かぶの思い出に残ってる出来事はある?

か:みんなに理解してもらえるかわからないけど、俺はね、みんなどんなときも真剣だってこと。みんなの心が離れ離れになりそうな時に、相手と真剣に向き合っていて。逆に繋がりを感じた。泣くほど真剣で。

し:みんなお互いを大切に思い合ってる証拠だね。

か:特別な感じがする。特別な仲間で特別なイベント。すごい好きやわ。

し:ではお次はかぶの役回り。
ココカラカイギ内での自分が思う役回りってなんだと思う?

か:うるさいと思うな。意外と話す。

し:盛り上げ役ってところかな?

か:よく言うとね。よく言うと盛り上げ役だけど、悪く言うとうるさいだけだよ。
面倒臭がりなところもある。

し:それは普段の生活でも?

か:そう。だってワクワクせんかったら嫌だもん。したくないもん。
勉強とかでもさ、その勉強の時間が、とか勉強の内容が、テストだから、っていうよりは、これ本気出して楽しいって思えたら、テスト前でもテスト前じゃなくても頑張れたりするのわかる?
たまにはワクワクせんこともある。でもそれでいろんなところで鍛えられてる。

し:そういう時はどういう風に考えるようにしてる?

自分の中でおもしろいように考えてる。
それこそココカラカイギの営業も初めは乗り気になれなくて。
でも、いろんな企業に協賛依頼をする時に、アピールポイントとして鹿児島ってところを入れるべきだなって思った。鹿児島って魅力のある県だから。
何をどうアピールするか考えるのは難しかったけど、自分なりにいろんな作戦を考えたり、挑戦できたから、ワクワクの気持ちがあったなあ。


し:ワクワクのポイントをたくさん見つけて自分のものにしていたんだね。
かぶすごい。
それでは3つ目、今の時点でのあなたはどんな人ですか?

か:結構ポジティブだなあ。
自分の好きなことができていて、やりたいこととか夢もあって、ひとつひとつ階段を登れてるから。でも、自分のゴールに向かって階段を登っていることは、自分ではわかってるからいいんだけど、周りの人の力を借りないといけなくなることで、すごく迷惑をかけてるんじゃないかなって思う。それが今の悩みだね。
ワクワクしている自分もいるんだけど、その反面すごく迷惑をかけてるんじゃないかなってって思うことがある。

し:それが心配なんだね。

か:そう。でも、みんないい人なんだよね。
それでもやっぱり、いろんな活動をしていても、自分では楽しんでるけど他の人から見たら迷走してるのかなあって思う。

し:不安になる時もあるよね。

か:でもちょっと話がそれるかもしれないんだけどさ、俺、他の人と同じことしたくないんだよね。それでこの間、プレゼンのスキルを身に付けるためと、大画面でスマブラをするためにプロジェクター注文した!

し:え〜〜おもしろい!家でひとり練習してるんだ!
他の人と同じことをしたくないっていうのは馬術部もそうなの?

か:それもある。大学しかできないし、馬乗ってる人って珍しいし。
大学でしかできないことはできる限りやってやろうって思ってた。やりたいことがいっぱいある人なのかなあ。

し:やってみたい仕事とかもあるの?
将来どんな人になりたいとか。

か:今は冷凍食品とか保存食品の製造に関わる仕事がしたくて。
根幹にあるのは、鹿児島に来て美味しい料理を知って、自分の地元の岡山にも美味しい料理があって、それをどこでも食べられるっていいな〜って思ったこと。感動をそのまま届けられるっていいな〜って思って。
でも、俺もともとシェフになりたくて。

し:え〜〜。驚き。

か:自分が作った料理で誰かを笑顔にできたらすげえいいなって思った。
今の俺にはそんなセンスはないけど、それを誰かに届けるのはできるなって思って。
食べるの大好きだからやっぱり食べ物の仕事に就きたい。

機能性食品とか、食品の新たな可能性を見つけたみたいでかっこいいし。

し:専門的な知識までしっかり押さえててすごい。食べ物好きなんだね。

か:笑顔とかお金とかって“万国共通で人を繋ぐ”って言われてるけど、それ以上に食品の美味しさって、人間のみならず動物にも共通するなあって。これはもう食べ物で地球征服できるじゃんって思った。
食べ物の力はすごい。だから、今食品を勉強してることになんの後悔もないし、この世界に入ってよかったって思ってる。

し:かぶのワクワクがたくさん詰まった話を聞くことができました。楽しかった。
ありがとうございました。

か:ありがとうございました。

以下、あとがき。

最近あった嬉しかったことを聞いてみた。

最近参加者と会う機会があって。
今までは見えなかった、届ける先が見えたことで、やる気に繋がったんだよね。
だから、今参加者さんに会うのがすごく楽しみ!

嬉しい時、悩める時、くるくると表情を変えてその瞬間に全力でいる。
そんなかぶと一緒にいると今日も楽しい1日になりそうな予感がしてきた。
あなたも当日満面の笑顔で待っているはずのかぶから、これでもかというほどの元気をもらってください^^

Writer しーちゃん

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