30_まっすぐな想いを商品にのせて

ココカラカイギは沢山の方々のお力をお借りして成り立っています。

協賛をしてくださる企業さんもそのひとつ。
今回は下園薩男商店で働く女性について紹介させていただきます。

profile.

中野沙也伽(なかのさやか)さん
鹿児島県出水市出身。鹿児島女子短期大学を卒業後、下園薩男商店に入社。


以下、
聞き手:あ(あやか)
話し手:な(中野さん)
とする。

あ:まず、今の仕事に就いたきっかけを教えてください。

な:私昔から食べることが好きで。それで食べ物の開発したいと思って食物栄養学科がある鹿児島女子短期大学に進学しました。そのときに「だしプロジェクト」に参加して。

あ:「だしプロジェクト」とは?

な:鹿児島県は「だし」が有名で、その「だし」に関係する企業の方が集まって「だし」をみんなに発信しようみたいなものがあって。私の短大がその企画とコラボしてだし茶漬けを作ることになって、商品開発に興味があったので私も参加しました。そこで巡り合ったのが常務(下園さん)でした。

常務は「だしプロジェクト」に企業として参加してて、常務が先生に「商品開発したい子を探してる」って相談して、先生が私を紹介してくださりました。

あ:先生が繋げてくださったんですか?

な:そうですね、私が先生にずっと「商品開発ができる会社を探してください」ってアピールしてたので。先生と色々なことに参加してたのが良くて繋げてもらった感じです。

あ:運命ですね。

な:もう食品開発以外の仕事が考えられなくて。栄養士の資格とかもとったんですけど、色々企画のプロジェクトに参加してるうちにやっぱり私のやりたいことは商品開発だと思って。もうそれ一筋で。


私、飽き性なんですけど自分のなかでこれは絶対曲げられない!みたいなのがあって。それが商品開発です。あとは西野カナ(笑)

あ:好きなんですね、西野カナ(笑)

な:大好きです(笑)中高生の時は照れ臭くて、やりたいことがあっても口に出せなかったんですけど、短大入って自分を変えたくて代議員とかも自分から立候補したり、商品開発とかやりたいことも口に出すようになって。そうしてるうちにこういう巡り合わせがあって。だから口に出すってすごい大事なことだと思いました。口に出したら夢かなう!みたいな。

仕事始めてからもこういう開発したいとか言うようにしてて。なのでわがままもたくさん常務に言ってるんですけど(笑)でも、それを常務は全て受け止めてくださってます。

あ:なるほど。では中野さんが思うこの仕事のやりがいは何ですか?

な:全てです。この会社はやりたいことを全て挑戦させてくれるんですよ。例えば普段の仕事だと、私開発で入社したのに「旅する丸干し」の瓶詰作業までするんですよ。でもそれはほんとに大事だなって気づかされて。最初の工程から作ってると、作り手はここが大変なんだとか、この作業に何時間かかるっていうのがわかるので。この会社はそうところまで全てやらせてくれます。

あとイワシビルができてからはお客さんと話す機会も増えて。それはすごくやりがいでもあり、日々勉強にもなります。

他にも自分の開発した商品が売れた時はすごく嬉しいし、やりがいにつながりますね。

あ:全てがやりがいっていいですね。

な:そうなんです。だからよく友達に「何でいつも楽しそうなの?」って聞かれます。でも私も一応人間だから楽しいことばかりじゃないけど、疲れた後とか行き詰った後には必ず次頑張ろうと思うことがあって。だから恵まれてると思います。ここじゃなかったらこんなに楽しく働けてないかもしれないです。

あ:では、自分の好きなところはありますか?

な:一途なところ。でももっと言うと西野カナが好きな私です(笑)

あ:いいですね(笑)

な:仕事であっても何であっても西野カナを絡めて私は話すっていう(笑)

あ:例えば?

な:商品開発も西野カナに向けた商品開発をします!って言って開発しました(笑)


あ:そんなに好きなんですか?(笑)

な:です(笑)一番好きなのは内面です。仕事への姿勢とかがすごい好きで。

あ:西野カナさんの内面のどこが好きなんですか?

な:西野カナさんは歌詞を自分で書いてるんですけど、その歌詞の作り方と私の商品開発の仕方が似てるんですよ。私が商品開発する時は、一人の人を想像して、その人が欲しいであろう商品を開発するっていう手順でやってるんですけど西野カナさんもこういう女の子がいて、その子はどう生活をしてて、彼氏がいるとか失恋したとか。それを元に歌詞を起こしてるらしいんですよ。曲と食物ってジャンルは違えどその過程が一緒ってところがすごいなって。

ほかにも西野カナさんは色々なものから刺激を受けていて。そこも私と一緒で。日常が商品開発に影響するみたいな。西野カナさんのファンはいっぱいいるけど、仕事の内容もリンクさせれることがすごくうれしいです。


あ:それは嬉しいですね。最後に、将来の夢とかはありますか?

な:今、模索中です。でも日々新しいことしたいという気持ちは段々大きくなってきました。たとえばやってみない?っていわれたことは「ノー」って言いたくないと思ってて。出来なそうだからそれやりませんは嫌で。

あ:その考えすごく好きです。

な:だってやるまでは乗り気じゃなくても行ったら必ずいいことがあると思って。それだけ出会いもあるし知識も増えるし楽しいことを知れるし。だから「ノー」は言わないようにしてます。

あ:その考えほんと好きです。

あ:ではインタビュ―はこれで終わりです。ありがとうございました!

な:こちらこそ、ありがとうございました。



以下あとがき

小柄で可愛らしい中野さんでしたが、その中にはたくさんのエネルギーで溢れていることを感じました。

インタビューに訪れたイワシビルも素敵で、そこで働く中野さんたちもキラキラ輝いて見えました。

また必ず中野さんに会いにイワシビルに行くぞ!!と思ったあやかでした。


カメラマンありがとう、ごっちゃん。

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