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鳥凧づくりから学んだことは、最後まであきらめないこと。

「なぜ、凧は飛ぶのでしょう?」

ここのね保護者サトさんが子どもたちに問いかけます。


今日は、鳥の形をした凧『鳥凧作り』。

サトさんは、船の設計士さんであり、
ここのねに子ども二人を通わせてくれているお父さんでもあります。



先日、子どもたちとビニール凧を作ったときに
上手く飛ばなかったということを聞いて、

「じゃあ、今度は鳥凧作る?」
と提案してくれました。

最初、鳥凧と聞いたときは、

「と、とりたこ?…って何??」
(とり天みたいにおいしそう…)

ときょとんとした私たちでしたが、
給食担当のじゅんちゃんが夫のサトさんが以前作った鳥凧の画像を見せてくれ、

「かわいい!!作りたいーーー!!!」

となったというわけなのです♩

そして迎えた、当日。

凧がなぜ飛ぶのかという問いかけから始まり、
「風力」「揚力」「重力」の関係を図で説明してくれました。

様々な年齢の混ざったここのね。
「なるほどね!」の学年の子もいれば、
「風力って風の力なんだー」と初めて知る子もいます。

それぞれの年齢に合った形で学ぶものがありました。

そして、いざ!!制作に取りかかる子どもたち。

メジャーを使って初めて「100センチが1メートル」を知ったり、
紐で片結びを二回するのがめちゃくちゃ難しかったり。


「カラスを作りたい!」と一生懸命色を塗った後に
「それ、黒いビニールで作ればよかったんじゃない?」と言われて
「言わないで!!!笑」と笑ったり。
(↑ちなみにカラスを作ったのはスタッフももちゃん)



なんだかんだで1日ががかり!!笑

助け合いながら、なんとか終業時間の20分前に全員完成ー!!

「近くの広場まで揚げにいこう!!」

出来たばかりの鳥凧を持って走って広場へ。

その日は風も強く、一気に空に舞い上がる鳥凧。

風が強すぎて、揚った鳥凧の羽が勢いよくバタバタとなる様子が面白くて
みんなで涙が出るほど笑いました。



その日の一年生の男の子の日記には、

「とりたこをあげて、みんながわらっていたのがたのしかった。」

と書かれてあり、ほっこり♡

きっと一年生にとっては、かなり難しかった鳥凧作り。
でも、最後まで弱音もはかず、集中して一日中黙々と創る姿にとても感動しました。



「やりたい」と自分で思ったことを最後までやり切る力。

それは、決して点数には表れないけれど、
人生を切り開いていく上でとってもとっても大切な力。

私たちは、目には見えない学びの力を
これからもっともっと大切にしていける学び場を創っていきたいと思います。

そのためには、
サトさんのように自分の「好き」「得意」を持っている大人の人たちに
子どもたちがたくさん出会える環境を創っていきたいです。

「風力」「揚力」「重力」の話をしていたときに
サトさんは「この話だけで1時間できるんだけどな…」と呟いておりました。笑

そんな大人の皆さん!笑
ここのねで首を長くしてお待ちしております♡



*3つのお知らせ*

◎4月からここのねに楽しく関わってくれる大人を大募集しております♩

 「ここのねクリエイター」…自分の「好き」「得意」を子どもたちにわくわく伝えてくれる方
 「給食ボランティア」…月に一回でももちろん構いません。ここのねの給食を一緒に楽しく作ってくれる方

◎入学検討者向け「学校説明会」

 2月24日(水)10:00〜12:00 (ここのね自由な学校)
 2月24日(水)19:00〜21:00 (zoomにて)

◎2021年度入学について
 4月入学、9月入学、1月入学の年三回に限らせていただきます。
 ここのねを選び、通ってくれている子どもたちが落ち着いて学びに集中できる環境を整えるためです。
 4月からの入学を検討されている方は、ぜひ3月中に二週間の体験のお申し込みをされてくださいね☺️

ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!