理想的なOCD家族2

ではヒマワリが決めた行動プランの作り方です。


1 ルール変更に合意する。(一緒に住んでいる人全員が)
これからはこれまでと異なるルールでOCDと向き合うと宣言しなければならない。それに、一緒に住んでいる人全員が合意しなければならない。本人はもちろん、家族全員がルール変更について良く理解していないと、せっかくの企ては、涙と罵倒という混乱の嵐の中、「やはり、ルール変更なんてするんじゃなかった、あのブログ書いたヤツはどこのどいつや!ボコボコにしてやる」となって、私は震えることになる。それに、以前の間違い家族に戻ってしまうこと間違いなしだ。

2 タイミングを見計らう(落ち着いた瞬間を選ぶ)
家族の中で、誰かが仕事でイライラしているときや、試験前でピリピリしているときは避けよう。もちろんお腹が減っているときなんて論外だ。全員が穏やかな気持ちになっているときを見計らて、この話題を出そう。そうしないと、誰かがブチギレて、この話は無かったことになるかもしれない。


3 いちばん止めたい、または止めれそうな強迫行為を選び、どうなればいいかを考える。

家のトイレ以外に入れない人に、公衆トイレの洋式にいきなり座れとか、むちゃくちゃ高いハードルのものをやらしてもいけない。家族全員が、非現実的だと思った瞬間、もとの間違いOCD家族パターン2に逆戻りだ。


4 どんなステップで進めればいいか複数案出す
不安強度の高さと、聖域レベル(OCDの人には死守したい聖域があることがとても多い)を考慮して、不安強度が低く、聖域レベルも低い組み合わせから、徐々にレベルアップしていこう。


5 複数案の中で、一番うまくいきそうなのを探す
さっき考えたもののなかで、一番、できそうなのを選ぼう。家族みんなが成功をイメージできるものを。


6 できれば専門家をチームに入れる
もちろん、認知行動療法とか暴露反応妨害について、詳しい専門家(医師とかカウンセラー)の助けを借りれるならできるだけ借りよう。一度、失敗すると、後遺症のように、次にやるときの心理的ハードル。「またやるのか。ドヨーーーン」が大きくなるから、専門家に払うお金をケチっている場合ではない。と思う。石鹸にこれまでいくら使ったか。ウエットティッシュにいくら使ったか。確認のための交通費にいくら使ったか。強迫にかかっていた時間バイトしたらいくら稼げたかを考えてみるといい。


上記を駆使して、

理想的なOCD家族

に書いた長期目標と短期目標を完成させてほしい。

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