強迫性障害に家族で立ち向かうためのルール


必ず間違うOCD家族シリーズ、けっこう皆さん読んでくれているみたいで、家族との摩擦が耐えないのは、どこの家庭でも同じなのではないかなぁと感じています。


そんな、必ず間違うOCD家族がどのように、理想的な家族になっていったらいいのかを考えたいと思います。ここでいう理想的な家族とは、OCD症状の緩和のために、支援的な家族という意味です。


当然、OCDの症状が一瞬にして消えてくれたなら、こんな嬉しいことはありませんが、現実世界で、そんなことは起こらないようです。

【実話】強迫からの脱出シリーズ

でも、ある日突然治ったって人はいないですよね。(そういうエピソードを期待して、集めまわってるんですが。。。)



んじゃ、地道な努力が必要なんですね。それは、じゃあ受け入れることにしましょう。そうは言うけど、どんなことをしたらいいんだろう。


とても長くなりそうなので、まず今回はゴールのイメージだけを書きます。


例えばこんな感じの取り決めをすることをゴールにしよう。

ヒマワリ(本人)とミサエ(母)とシンノスケ(兄)の家族の取り決め
(※春日部に住んでいる家族とは一切の関係はございませんので、ご安心ください。)

のケースを参考にさせてもらいましょう。




大枠の取り決めをする

本日1月1日から以下のことに家族で立ち向かい1月24日までに変化を起こす

■問題とその問題にどのように変化を起こすか
ミサエとシンノスケは、ヒマワリが仕事から帰宅した際に、彼女の回避と洗浄儀式に巻き込まれることで、自分たちは意図せず、日々OCDの成長を促してしまっていることが問題であり、それを改めるという変化を起こすことに決めた。

■長期目標
ミサエとシンノスケはヒマワリが仕事から帰宅して回避や洗浄行為を行ってもそれに参加しないこと。また、ヒマワリがリスクをとることや暴露を行うことをサポートして励ますこと

■ご褒美
家族3人でレストランに行って、豪華なディナー楽しむ。


そして、長期目標を実現していくために以下のように小さい短期目標に分けて計画する。


■短期目標1 不安レベル:35、頻度:仕事日、達成目標日:1月4日
(A)やること ⇒ ヒマワリは仕事から戻った際に彼女自身で玄関のドアを開ける。そうすることでドアの取手を職場の汚れでさらに汚染すること。ミサエは、石鹸入れと蛇口については当面の間ヒマワリを手伝う。

(B)控えなければならないこと ⇒ シンノスケはヒマワリと一緒に仕事から戻ったとき玄関のドアを開けるのは我慢する。ミサエとシンノスケはヒマワリが頼んでも再保証(手はキレイになったよなどと言う)を与えるのは我慢する。

(C)両親の対応のしかた ⇒ 難しいのはわかっている。でもあなたはリスクを負うことができる。職場の細菌であなたはドアの取手を汚しているという考えに慣れることができる。その最近を拡げることで風邪をひいてしまうかもしれない。でもヒマワリの残りの人生をOCDと共に歩むよりは数日間の風邪を引くほうがよい

(D)ご褒美 ⇒ ミサエがヒマワリに好物の料理を作る



■短期目標2 不安レベル:65、頻度:仕事日、達成目標日:1月10日
(A)やること ⇒ これまでの暴露を続けることに加えて、ヒマワリは石鹸入れと水道の蛇口に自分自身が触れて使えるようになること

(B)控えなければならないこと ⇒ ミサエは石鹸入れと水道の蛇口のことでヒマワリを手伝うことを我慢する。

(C)両親の対応のしかた ⇒ 難しいのはわかっている。でもできる。職場の細菌であなたはドアの取手を汚しているという考えに慣れることができる。風邪をひいてしまうかもしれない。でもヒマワリの残りの人生をOCDと共に歩むよりは数日間の風邪を引くほうがよい。と言う

(D)ご褒美 ⇒ ミサエがヒマワリに好物の料理を作る



■短期目標3 不安レベル:75、頻度:仕事日、達成目標日:1月24日
(A)やること⇒これまでの暴露を続けることに加えて、ヒマワリは仕事から戻った際に手洗いを我慢できるようになること
(B)控えなければならないこと⇒ミサエとシンノスケはヒマワリに対して、手洗いをせずに家に入ったことで、部屋全体に汚れが蔓延しても大丈夫、と保証を与えないように我慢する。
(C)両親の対応のしかた⇒難しいのはわかっている。でもできる。職場の細菌であなたはドアの取手を汚しているという考えに慣れることができる。風邪をひいてしまうかもしれない。でもヒマワリの残りの人生をOCDと共に歩むよりは数日間の風邪を引くほうがよい。と言う

(D)ご褒美⇒家族3人でレストランに行って、豪華なディナー楽しむ。

参考文献
家族と取り組む強迫性障害克服ワークブック(星和書店)
著者: カレン・J・ランズマン他

というかんじで。


あれ、色々なところから、聞こえてきますね。

そんなこと言ったって、んなことできっこね~よ

という声が。


わかります。

わかりますよ~。


私も試行錯誤中ですから。


しかし。しかしですよ。どうなったらいいのか、まず、ゴールのイメージを持つ。受験でも、仕事でも、人生設計でも、友達関係でも、なんでも一緒ですよね。いったん自分たちのゴールをイメージしなければならないのです。



と、自分に言い聞かせる、私なのでした。


具体的にどのように進めて行くとうまくいきやすいのかは、
https://note.mu/kokoro_ashita/n/n909dcc82e8ca

へ進んでください。



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