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支え

ある精神診療所の社会復帰プログラムの話で
食事のプログラムで調理段階は数名のみが
参加しているにも関わらず
食事のタイミングになると他の患者さんもきて
調理人数の何倍もの人が集まり
皆んなで一緒に食べるそうだ

ここで
何もしていない人達が食べることに
もやっと感じた人は日頃から自分に厳しく
自分にプレッシャーをかけて生きているのかもしれない

社会はできる人がやって成立しているもの
昨日できていた人が今日も必ずできるわけでもなく
今日できない人の分を誰かが回り回ってやっていて
支え合いで成り立っている

前述の精神診療所でも
それが暗黙の了解となっている

そのことを知ると少し力が抜けて
相手にも厳しくならずに済むのでは
自分に優しくなれた分しか
相手に優しくなれないものかもしれない


【ひとりごと】
自分に厳しい人たちだけでなく、
少しでも「損をしたくない」と
日頃思っている人についても
そのもやもやは感じやすいように思います