保健室でお休みする生徒の中には、すーすーと寝息をたてている子もいて。

静かな保健室に、生きている音が静かに聞こえて、結構好きだな、

…と、ふと想った今日。

起こす時間になって、声をかけようとするのだけど、気持ちよさそうに寝息を立てているときは、起こしたくないなぁと迷ったりする。

疲れてるんだろうなぁ

寝不足なんだろうなぁ

おうちじゃ安心して眠れないのかなぁ

いい夢見てるのかなぁ

…とか考える。

そして、

清少納言、枕草子の一節

「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし 」

を思い出す。

起こす時はなるべく優しく、静かに声をかけて、良い目覚めにしてあげたいな、と。

カーテン越しの柔らかい光に包まれた

午後の保健室で思ったこと、備忘録。