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精神科訪問看護で私が大切にしていること⑦

看護師 山田祥和

⑦少しだけ自分のことも話す

 精神科訪問看護は、やはり利用者さんの話を聴くことがメインです。なるべく思いを吐き出してもらうことを意図しているので当然なのですが、あまりにこちらの情報を言わないと壁ができてしまいます。ある程度自分のことを伝えると利用者さんは安心します。自分の感情や経験、考えを利用者さんと共有することで信頼関係が深まります。

 もちろん、自分のことを話すタイミングは重要で、話の腰を折らないように、そして話がより深まるように心がけています。

 私は聞かれれば答えるようにしています。タイミングを見計らって自分の考えも伝えています。聞かれなくても話すこともあります。

 自分のことを話す割合は、1割であったり、2割であったり、対人緊張が強い方の場合、ほぼ私の話だけの時もあります。私の失敗体験なども話し、利用者さんと笑い合うこともあります。

 オープンな姿勢を見せ、安心感を得られるように私は意識して自分のことも話しています。

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