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耳で聴く「Le Petit Prince -あのときの王子くん-」 はじめに

こんにちは。
ナレーターの佐々木健です。オーディオブック作りは17年くらい関わらせていただいています。最近は、お菓子のCMナレーションもさせていただきました。多分、耳にしたことあるんじゃないかな。もっと仕事ができると良いんだけど。ただ、オーディオブックの作品作りには、誰にも負けない思いをを持っていて、今回の「あのときの王子くん」は、もう我が子のような愛情を注いで作りました。

星の王子さまの翻訳で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「Le Petit Prince(ル・プチ・パンス)」。その新訳「あのときの王子くん」のオーディオブック化。

#lepetitprince
#あのときの王子くん

今回、オーディオブック制作に関わらせていただき、この度2021年12月8日に発売されました(iBooksとAudibleは12月17日発売)。とても嬉しい。
地語りとぼく(パイロット)の台詞を担当しています。

なぜ今なのか?「あのときの王子くん」と言う新訳に込められた思い。翻訳家との出会い。各章の見どころ、読み方のコツや苦労話などについて何回かに分けて書いていこうと考えています。

原作は皆さんご存知のとても素敵な作品ですよね。小さい頃、読んだ記憶があることでしょう。本なのに箱のようなカバー付きで、ワクワクしたのを覚えています。ところが最後まで読んだかと言うと、記憶が定かではありません。笑。イラストはすべて目を通した気がしますが。

読み直してみると、この作品は子供向けでもありますが、実は大人にこそ刺さる作品になっています。
ですので、これを読んでいるあなたに、ぜひ聴いていただきたい作品です。

きっとこの作品を、王子くんを、もっと好きになるはずです。

そのきっかけになれたら嬉しいです。

まずは60秒の予告編がありますので、ご覧ください。

聞いてわかる通り、今回は、オーディオドラマとなっています。王子くん役は、小学生の秋山晴くん。そのまんま王子くんのような少年で、収録はとても楽しかったです。そして王さま、しごとにんげん、あかりつけ、バラ、キツネなどの登場人物を素敵な役者たちが演じてくれました。

今回の作品には、無料でPDFの台本がついてきますので、それを使って親子で演じたり、朗読会で使ったり、YouTubeで読み聞かせをすることができます。

翻訳の大久保ゆうさんは、新訳の「あのときの王子くん」を青空文庫で無料公開し
てくれています。

青空文庫は、著作権切れの作品を無料で公開しているサイトです。パブリックドメインとして自由に使うことができます。翻訳の最後には、大久保さんの思いのこもったあとがきがあります。そこには、偶然にも翻訳のきっかけとなった私の名前も出てきます。あれは15年前のこと・・・。

なぜ、こんなにも時間がかかって作品となったのかも、いずれ書きたいと思います。

サン=テグジュペリが伝えたかったことと真摯に向き合って、悩んで悩んで、たくさん考えて、何度も読み直して、録り直して、現時点での私が納得できる作品を出版社の皆さま、役者の皆さま、関わってくれた多くの人たちと一緒に作り上げました。本当にありがとうございます。感謝しています。

多くの方にこのオーディオブックが届きますように。


購入方法について

お好きな方法で購入ください。プレビューで5分くらい聞けます。
本編は2時間10分あります。

  • パンローリング「でじじ」
    出版社であるパンローリングのオーディオブック配信サイト「でじじ」
    CD版とダウンロード版があります。

  • iTunes & iBooks Store

  • Audible (Amazon)
    CD版、Audible版があります。Audibleは月額会員制となっており、会員登録をすると1つコインが付与されますので、無料で読めます。1ヶ月以内にやめることも可能です。



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