2022.12/11 無常の日 感想
昨日、ナンバーガールのライブへ行った。
noteで何度か書いたけど、大学生の時にどハマりし、再結成した25のNEET時代に日比谷野音の音漏れへ行ったらすっごく楽しくてその景色が忘れられなかった。そのあと再就職して極東最前線やZAZEN BOYSの対バンへ申し込むが、結局コロナで中止になる。フジロックもチケットとったが行けず。
その後、今回の解散ライブは当たり、1週間前になりあまりやらない予習というのをやって、無常の日を迎えた。
場所はぴあアリーナMM、毎日鬱々と働いている横浜Cityで開催された。ライブ前にグッズ売り場で白地に赤く文字が書いてある英世3枚と500円玉1枚するTシャツやステッカー2枚…それと2021年の彼らのライブを記録したCDを買い、横浜Cityをぶらぶらした。いつも歩いている場所なのに今日は違う風景が見えた。大学生の時にリュックとギターを背負って猫背気味に歩いている自分自身が見えたりした。ぴあアリーナMMへ戻る。
アリーナの席へ座り、少し待っていたら会場が暗くなった。その瞬間Televisionの「Marquee Moon」が流れてきて、彼ら4人組が出てきた。
「大あたりの季節」を見事演奏し、向井秀徳氏が喋った。"あの娘は透明少女だった。"その瞬間、会場に轟音が響き渡った。そのとき自分の何かがぶっ壊れた。次に披露した「OMOIDE IN MY HEAD」で心が解放されたような気持ちになった。個人的に「桜のダンス」「水色革命」も嬉しかった。「水色革命」を聞くと中学生の頃を思い出す。脳裏に中学生の時のかよちん似の子がメガネを外して校庭を眺めているのが俺には見えた。「U-REI」ではジョーカー向井秀徳氏が表れた。リズムをとりながらふざける向井秀徳氏とそれに対応するメンバーは凄い。これは単なるロックンロールではない。セッションだ。客席から色々な野次が飛ぶ。向井秀徳氏は「腹から声出さなきゃ聞こえんよ」と返答。隣のギターヒーロー田淵ひさ子さんはペコペコしていた。2度目の「透明少女」がやりブレイクタイムが入る。メンバーのプリクラの写真が映る。
その瞬間、ナンバーガール…NUMBER GIRLは"青春バンド"なんだなあ…と感じた。
再結成した後に作られた「排水管」を聞く。今まで騒いでいたオーディエンスが、静かになった。静かになったのではなく音にやられたと思っている。彼らの轟音はものすごく気持ちいいからだろう。「TATTOあり」を演奏する。照明がすごい。アリーナで見たからだろうか。フジロックのグリーンステージとサマーソニックの1番でかいステージを思い出した。ひさ子さんのギターソロが始まり、でっかい歓声が聞こえた。その瞬間の景色をわたしは忘れないのだろう。アンコールで「はいから狂い」をやった。めちゃくちゃ聞いていたので感極まり、たぶんこの日いちばん聞きたかったであろう「IGGY POP FAN CLUB」が始まる。イントロのギターでグッときて泣いてしまった。泣きながらガッツポーズをしてしまった。初期の「トランポリンガール」を演奏し、会場が明るくなる。
メンバーが出てきて、4度目の「透明少女」が始まる。始まった瞬間みんなぶっ壊れていた。永遠の一瞬とはこのことなのかもしれない。
終わって駅まで走った。解散ライブは今まで2度みたが、ここまで気持ちいいのは今までにない。それにナンバーガールを生で見るという目標が達成出来たのが心から嬉しかった。今のところもう今年のライブの予定がないので、その達成感もあった。帰り道ふらふらしているけど、心は高揚したまま家路へ急いだ。
結局、自分の感想文になってしまったがこれでいいのだ。
ナンバーガールありがとう。ロックンロールありがとう。
以下はライブ終わりのわたしのツイートや写真を適当に貼って締めよう。
P.S.最後まで読んでくれてありがとうございました!
やっとナンバーガールのライブへ行けたよお…泣
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