過ちを認める勇気

(読了目安3分)

「コストをかけすぎるほど、たとえそれが本質から離れたものでもやめられなくなる」


こんな体験をしたことはありませんか?


「ネットワークビジネス・自己啓発ビジネス・商業自分磨き・宗教・スピリチュアル」・・・これらはコストをかけすぎると生涯抜け出せなくなりますから、ホントに気をつけてください。


みなさんの人生は、それまでにかけてしまったコストを回収するための人生ではないんです。


たとえば、「儲かる」という前提で、30万円の初期投資をしたとします。
初期投資をすると、途中で「なんだかおかしい・思っていたものと違った」と感じても、投資した30万円を回収するまでやめられなくなりますよね。


はじめの30万円は、途中でやめさせないための「人質」のようなものなんです。


もしネットワークビジネスが「みんなが儲かるビジネス」なら、ネットワークビジネスで儲けた上層の幹部たちが、お金を立て替えればいいと思いませんか?
そして下の人たちが儲かったらお金を返してもらえばいいんです。
上の人間がそこまで親切じゃないのは、本当はリスクを負う可能性が高いとわかっているからです。


ネットワークビジネスに限らず、「自己啓発ビジネス・商業自分磨き・宗教・スピリチュアル」などでも、お金や時間、そして精神的なコストをかけすぎた場合、途中でやめられなくなることがよくあります。


「やってみないとわからない」と信じ、経験としてその世界に飛び込むのはアリですが、ほとんどの場合「思ったような効果が出ない・なんだか違う」ということになります。


ホントに気をつけてください。



もうひとつ代表的なものが「不倫」です。


不倫を長期間続けていると、途中で「おかしい」と思っても、「コストを回収した」と思えるまで別れられなくなります。


最悪の場合、相手から慰謝料を取るための人生を送ってしまうことになりますが、人生は、相手から慰謝料を取るためにあるわけではないんです。


彼のことはスパッとあきらめ、次の人生の一歩を踏み出すことがなによりの愛です。


今やっていることが「過ち」かどうか見極める方法は、それが愛かどうかと考えてみることです。


できるだけ客観的に考え、「愛ではない」と思ったら、過ちです。


過ちを繰り返しているとストレスが溜まりますから、愛ではないと思ったらすぐにその過ちを認め、愛だと思うことを実行してください。


「過ちを認める勇気」が人生を変えていきます。

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