体重 4 短編集

(読了目安7分)

復習も含めた短編集です。

◎男性の言葉の本質


「ぽっちゃり系が好き」と言う男性の言葉の本質は、「セックスする可能性を増やすため」です。
実際、多くの若い男性の本心は「太くない・細めが好み」です。
これは、グラビアアイドルやアダルト系DVDのビジネスに「太め」の女性がほとんど見当たらないことでわかります。


つまり、ほとんどの男性が細めを好んでいるんです。


「オレは本当にぽっちゃり系が好きだ」と言う男性もいると思いますが、だとしたら、その男性が見ているグラビアやアダルトビデオは、ことごとく「ぽっちゃり」である必要があります。


・・・しかし実際はどうでしょうか(アクセス履歴を確認すればわかります)。


また、本当にぽっちゃり系が好きな男性がいるとしたら、その人の感覚は、平均的な男性の感性とは少し違うかもしれません。
パートナーに対して「お母さん」を求めている可能性もありますが、そんな男性にパートナーを長く愛する力はあるでしょうか。


「ぽっちゃり系が好き」という男性の言葉の本質は、「本当は細めのグラビアアイドルとセックスしたいけど、生身の女性とセックスできるならぽっちゃり系でもいい」ということです。
言い方を変えると、「自由に選べるなら、ほとんどの男性はグラビアアイドルの体型を選ぶ」ということです。


◎太めを肯定する理由


男性が太めの女性を肯定する理由は大きく2つあります。


ひとつめは、上にも書いたように、モテない男性がセックスの可能性を増やすためです。
実際は太めよりも細めが好き、でも太めを肯定することで、守備範囲を広げ、自分がセックスできる可能性を高くしようとしているわけです。


ふたつめは、モテる男性が2番目以下の女性を手に入れるためや、たまには太めの女性とセックスしてみたいから、もしくはお金などが目的です。
モテる男性はまずグラビアアイドル系の女性と付き合います。
また社交辞令として男性が太めを肯定することも多々ありますが、本心では否定している場合がほとんどですし、肯定していても、長く愛する対象としてではありません。


◎飽食には慣れていない?


人類の歴史は、飢餓との闘いでした。
王様とか特別な人は除き、一般市民が「飽食」を体験し始めたのは、数百年前からです。
さらに、「太りすぎを避けるために脂肪の吸収を抑える」なんていう、ある意味贅沢な食品が出始めたのは、おそらくここ20年ぐらいのことです。
ですから、人類はまだ「食べ過ぎ」に耐えられるような身体を持っていないんです。
「粗食」による病気よりも、「食べ過ぎ」による病気が多いのは、人類の身体は飽食に慣れていないという理由があるからです。
病気を避けるという意味でも、食べ過ぎによる「太め」は愛ではありません。


◎痩せたいならぜひ


あなたがもし本心から「もう少し痩せたい」と思っているなら、ぜひ痩せてください。
「ぽっちゃり系が好き」と言っていた男友達に遠慮はいりません。
彼らは、痩せてイキイキしているあなたを見て、「もう少し太れ」とは言いませんから。
体重というのは、結局は「他人や彼の好み」などではなく、自分に誇れるかどうかなんです。
自分に誇れなければ、体重がいくら彼の好みであっても愛は手に入りません。
あなたの好みの男性が、「キミは80キロがいい」と言っても、あなたが80キロになった自分に誇りを持てないなら、常に自信がない状態です。
自信がなく不安な状態で愛を発信できるでしょうか。
大人になってしまったら、自分から愛を発信できなければ、愛されることはありません。
まずは自分に自信があることが長く愛されるための大前提です。
そのためには、痩せたいなら痩せてしまうことです。


◎天秤


体重のことを考えるとき、極端に言えば、「食べたいのか」「長く愛されたいのか」を天秤にかける必要が出てきます。
人生の目的が食べることなら、そして本当に食べたいなら、好きなだけ食べ続け、そのかわりに長く愛されることはあきらめてください。
長く愛されたいなら愛を発信できる体重、つまり、笑顔で言える体重、誇れる体重になってください。
両方を同時に手に入れることは不可能です。


◎知恵のある男性が見るもの


知恵のある男性は、女性の「歴史」に注目します。
体重も体型も、その女性が本気で生きてきた歴史を表現しているなら、それ以上はなにも求めません。
身長や骨格など、生まれつきのものは変えられないと、自分でもよくわかっているからです。
ただし、変えられる部分である「体重」については、その人が自分に誇れる体重かどうかを見ています。
知恵のある男性が女性の体重に関して見るのは、自分に誇れるかどうか、それだけです。


太めの女性の中には、「体重を減らすとバストがなくなるから・・・」と本気で考えている人もいるようですが、もしバストが小さいと男性にモテなくなるなんて考えているとしたら、すぐに考えを変えた方がいいです。
バストの大きさにこだわる男性がどんな男性かは、以前「バストアップ(全3話)」の投稿に書いたとおりですし、バストの大きさにこだわる人に長く愛する力があるかどうか考えてみてください。


年齢を重ねるほど、たとえ体重は同じでも、体型が崩れます。
子供を産めば体型は崩れますし、歳をとればシワも増えます。
でもそれは女性の歴史そのものですから、誇れる生き方をしてきた結果の体型なら愛ですし、それが本当の「美しさ」なんです。
「若くてピチピチ」も大切ですけど、「60歳でピチピチ」じゃ、かえって不自然です。
アンチエイジングに給料の半分を使う女性には、知恵のある男性は近づきません。


知恵のある男性が見るものは、その女性の「歴史」です。
一回だけの本番の人生を本気で生きているのか、甘えて生きているのかを見ています。


◎悔いのない人生を


生まれ持った身長や骨格は変えることはできませんが、体重は変えることができます。
体重を変えることができるなら、今、胸を張って言える体重じゃないなんて、もったいないじゃないですか。
周囲がどんなに「太めでもいい」と言っても、自分に自信が持てなければ愛を発信することはできません。
愛を発信することができなければ、長く愛されることはできないんです。


自分が理想とする体重があるなら、その体重になる努力が「愛する努力」です。
そしてあなたが今、「やる!」と決意し、笑顔で言える体重になるための行動を始めたなら、あなたはすでに美しい女性です。
努力をしている女性は、たとえゴールから遠いところにいても輝いています。


人生は一回だけの本番です。
愛をそそげる時間は限られています。
どうか悔いのない人生を。



◎みなさんの本音は?


みなさん、実際に本音としてどうですか?

「やっぱりもうちょっと痩せたいなあ」って思いますか?

笑顔で言える体重になれると、愛を発信できるようになりますから、もしいま自分の体重が少し気になるなら、がんばっちゃいましょう。


マスターは結婚して20年ほど経ちましたが、体重は基本的に結婚当初のままです。
なぜ体重をキープしているかと言うと、それが愛だと思っているからなんです。
「愛する努力」は苦痛ではありません。
頂上を目指す山登りの苦労と似ていますからね。


妻は2人の子供を生み、現在は結婚当初から20年過ぎ、体型は変わりましたが、体重は3キロ増程度です。
マスターは妻の歴史を知っていますから、その体重の妻に愛を感じています。


細かいことは抜きにして、みなさんが「もう少し痩せたい」と思うなら、それが「本音」です。
なりたい体重になってください、それが自分に対する愛です。


ということで、今回で「体重」シリーズは終わりです。
最後までありがとうございました。

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