結婚すると太るのはなぜ?

(読了目安8分)

結婚すると太っていく人って、男女問わず意外と多くいます。
マスターの知人は55キロで結婚し、離婚時には80キロでした。
(その後ライザップでダイエットをし、リバウンドしたというウワサです)


結婚すると太る理由について、以下のような説明をする人もいますが、みなさんはどう思いますか?

1:「歳を取ると新陳代謝が悪くなるのに、食べる量が変わらないから」

2:「奥さんの料理がおいしいから、ついつい食べすぎてしまう(幸せ太り)」


3:「妊娠を機に太り、出産後も太ったまま体重が落ちない体質になってしまった」


4:「結婚して安心すると、体型を気にせず欲のまま食べてしまう」



上記はみんなそれらしい理由になっていますが、実際はもっと根本的で単純な理由があります。
その「理由」の前に、上記1から4までマスターの意見です。



1:歳を取ると新陳代謝が悪くなるのに、食べる量が変わらないから

人は、成長のピークを過ぎた後は、歳を取るほど身体が小さくなっていき、少ないエネルギーで生きていくようになります。
生きるために必要なエネルギー量が減ることに比例して、通常は食べる量も減るはずなんですが、もし太ってしまうなら、食べる量が減らないからです。
食べる量が減らない理由は、ストレスによる満腹中枢の誤作動です。
満腹中枢が正常に機能すれば、代謝に合った食事量で満足できます。

そして、これはそもそも高齢者に当てはまる話です。

30歳の人が35歳になったからと言って、急に新陳代謝が悪くなるわけではありません。



2:奥さんの料理がおいしいから、ついつい食べすぎてしまう(幸せ太り)

人は結婚当初、「外見」も結婚の理由にしています。
ですから、幸せ太りは、結婚当初のせめて1割増までが愛です。
50キロで結婚したなら、55キロまで、6 0キロで結婚したなら、66キロまでが「愛」の範囲内と考えてみましょう。
自分の食欲を満たすために食べ、結婚当初の体重を大幅に超えてしまうようでは「ストレス太り」です。

「出す食事のカロリーをコントロールできない妻と、それに甘えて食べ過ぎる夫」

「外食で食べ過ぎる精神状態の夫婦」

などの図式ですから、夫婦の知恵のなさを示すことになります。
お互いが相手のことを考えていれば、妻が夫を太らせるほど食べさせませんし、なにより夫は妻に対する愛として、自分が太るほど食べません。
「夫婦愛のようなもの」は時に甘えを生み、夫婦を太らせますが、本当の「夫婦愛」は、相手を太らせない力を持っています。



3:妊娠を機に太り、出産後も太ったまま体重が落ちない体質になってしまった
なにも食べないで生きることができる特殊体質「ブリザリアン」は別として、人の「体質」は、あくまでも「体質」であって、痩せにくい体質の人でも、食べる量を減らせば必ず痩せられます。

「ダイエットは体に悪い、栄養を取らないといけない」

と甘えて食べ過ぎているだけですから、この女性に知恵はなく、良好な夫婦生活は続きません。


4:結婚して安心すると、体型を気にせず欲のまま食べてしまう
結婚したことによる安心感から食べ過ぎてしまう夫婦はいます。
たとえば、結婚のためにダイエットをし、外見を良く見せて結婚に至ったカップルなら、辛かったダイエットを乗り切って結婚した「ご褒美」として、それまでより食べてしまう人がいます。
これは結婚そのものが目的の人の、結婚後の甘えです。
結婚はあくまでも愛にたどりつくための通過点です。

「愛をそそぐ」という大きな目的を忘れなければ、食べ過ぎることはないはずです。



結婚すると太るのはなぜか・・・
上記1~4は、本質的な理由ではないことがわかったと思います。
では本質は・・・もうわかったと思いますが、「結婚するとストレスが溜まるから」です。


そのストレスを浮気で解消する人もいますし、ギャンブルでという人もいます。
タバコもありますしペットという方法や買い物、今ではネットゲームもあります。
そして、「過食」や「お酒」などの「飲食系」でストレスを解消しようとする人が、結婚すると太るわけです。



◎太らないためにはどうすればいいの?


夢のないことを書きますが、上にも書いたように、多くの人にとって、結婚はストレスになります。


しかしマスターはいつも「物事には原因があります。原因があるから解決できます」と書いていますよね。
ストレスが溜まる理由がわかれば解決できます、安心してください。


結婚するとストレスが溜まる理由は、理想と現実が全然違うからです。
結婚後数ヶ月は、たぶんほとんどのカップルは刺激的な楽しい時間を過ごします。
しかし結婚生活は、恋愛と違って2人の関わりの内容が濃く、お互いに気取っていられませんから、1年も経つといろいろと起こります。


そこで現実を受け入れ、腹をくくって愛をそそぐ人は、余計に食べることをしません。
逆に「愛をくれ!」と叫ぶ人は、ストレスが溜まり、余計に食べるようになります。


恋愛、就職、人間関係、そして結婚生活・・・これらは、理想どおりの展開は不可能です。
また、理想どおりにならないことに落胆し、食べることはもちろん、お酒や宗教、ペットや趣味に走っても、ストレスからは解放されず、ただ先延ばしになり、歳をとるだけです。


「太っていても幸せな夫婦はいる」と言う人もいると思います。
たしかにその夫婦にとって今の自分たちの体重が理想の体重ならいいんです。
しかし「痩せたいなあ」と願いつつ太っているなら、それは本当の意味での幸せとは言えません。
幸せなフリをしている場合がほとんどだと思います。


結婚生活でストレスを溜めない方法、つまり食べ過ぎなくてもすむ方法は、人間の不完全さを信じ、

「愛をそそぐとはどういうことか」

「自分はなにをしているのか」

「自分はなにをしていないのか」

などと、常に問いかけながら過ごすことです。
ストレスの原因は、自分の無知や未熟さ、未経験にあります。
今すぐに知恵を手に入れたり経験を積むことはムリですが、人間の不完全さを信じることはできるはずです。
実際にマスターだってみなさんだって完全ではないんです。
「人間の不完全さ」、それを信じることぐらいならできますよね?


話を戻しますが、結婚後にストレスが溜まり、「愛してくれ!」と叫びながら食べ続けることは「愛」ではありません。
愛をそそいでいないわけですから、愛が返ってこないのは当たり前で、愛が返ってこないそのストレスがさらに食欲につながり、悪循環におちいります。
この悪循環を断ち切るには、まず自分が先に愛をそそぐ必要があります。
パートナーの愛のなさを責めてストレスをかかえ、食べ続けているうちは、状況は好転しません。


ということで、「結婚すると太るのは、ストレスが溜まるから」これが本質です。
だからと言ってスリムな体系のカップルにストレスがないのかと言えば、そうとも限らないですからね。
「タバコ、ギャンブル、女遊び、宗教、ペット」などでは太りませんし、もちろん太りにくい体質もありますから。



参考までに、以下、結婚系の短編です。
結婚後にストレスを溜めないためにも、今後のヒントにしてください。


1:
妊娠を告げたら彼の顔は笑顔になると思いますか?
彼の言葉より行動を信じてください。


2:
あなたが男性なら、数ある女性の中からあなたを結婚相手に選びますか?
自分を選ぶと思えるなら、すでにオリジナルブランドですから、誰と結婚しても愛をそそげます。
もし思えないなら、結婚後に修業の日々を送りながら、オリジナルブランドに近づいていきます。
修業の日々はとても苦しいですが、それを乗り越えた先に「愛」があります。


3:
あなたと結婚する人は、あなたのなにが目的でしょうか。
あなた自身と結婚したいんでしょうか。
それともあなたの社会的地位でしょうか、身体でしょうか、お金でしょうか、学歴でしょうか・・・「結婚」という事実のためでしょうか。
逆の場合はどうでしょうか。
あなたが結婚するなら、彼氏のなにが目的でしょうか。
彼氏自身と結婚したいんでしょうか。
それとも彼氏の社会的地位でしょうか、身体でしょうか、お金でしょうか、学歴でしょうか・・・
「結婚」という事実のためでしょうか。


4:
「一緒にいられればそれだけでいい」という思いで結婚し、結婚後数ヶ月するとケンカが始まるのはなぜでしょうか。
「一生愛し続ける」と誓い、離婚する夫婦が絶えないのはなぜでしょうか。
自分を含めた人間の不完全性について考えてみてください。


5:
あなたの結婚の行方は、夫次第ではなくあなた次第です。
夫の判断を待つ人生になってしまうと、夫の人生のためのあなたの人生になってしまいます。
あなたの結婚の行方はあなたが決めていいんです。


6:
「大根を薄くつややかに切りたい」という目的に応じた包丁が、どれかを見抜けないとしたら、それは世の中に包丁の種類がたくさんあることが悪いのではなく、包丁を選ぶ本人の問題です。
同じように、「長く愛されたい」という目的に応じた男性が誰かを見抜けないとしたら、それは世の中に男性がたくさんいることが悪いのではなく、男性を選ぶ女性の問題です。
訓練をすれば目的に応じた包丁を見抜くことができるようになるのと同じで、訓練をすれば長く愛する力を持つ男性を見抜くことができるようになります。
訓練とは、常に「これは愛なの?」と自分に問いかけ、行動し続けることです。
愛だと思って実行したことが結果的に愛ではなかったと感じたなら、その経験を次に活かせばいいんです。

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