覚醒体験とセックス

(読了目安3分)

今回は「人は一瞬で幸せになれるわけではない、どんなことでも積み重ねが大切」ということをお伝えできればと思います。

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なにかに気づいたり、大きな変化が起こったり、悟りを開いたりすることを「覚醒」と表現することがあります。


そして多くの人が「覚醒」したくて、いろいろな方法でトライします。
※中にはまさに「覚醒剤」で覚醒しようとする人もいますが、これは薬物による強制的なものなのでマスターは否定的です


みなさんの中にも、「覚醒体験(なにか大きなプラスの変化)」を求め、瞑想やセミナー通いなどをしている人もいるかもしれません。


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いきなりですが、マスターは「覚醒体験(光の体験)」をしたことがあります。

「覚醒体験をする」というと、自分になにか大きな成長が起こるようなイメージを持つかもしれませんが、マスターの場合、実際の覚醒体験はそんなに派手なものではありませんでした。


マスターの覚醒体験とは、おそらく「疲労による幻覚」と言えるものでしたが、その「光の体験」は、感動的なものでした。


・・・だからと言って超能力を身につけたとか、そんなことはないんです。「覚醒して大きな力を手に入れた」と信じる人も多いらしいんですが、その感動が悪い方に走ると、勢いで慈善団体や宗教を作り、徐々にお金を稼ぐ方に走ってしまい、最後には脱税で逮捕なんていうこともありえます。

これではむしろ覚醒の逆と言っていいかもしれません。
覚醒体験をすると、考え方が少し変わるだけなんです。



「覚醒体験は、初めてのセックスと同じ」と例えてもいいかもしれません。みなさんの「セックスに対するイメージ」って、どんなものでしたか?
神聖なイメージがあったり、セックスをすれば大人になれるような気がしたり、なにか自分に変化があるんじゃないかって期待した女性もいたかもしれません。


しかし、実際はどうだったでしょうか。
セックスした翌日から大人になれたでしょうか。
翌日から魅力的な知恵のある女性になれたでしょうか。
愛や命の本質に触れることはできたでしょうか。



人によっては「最高の初体験だった」とか、逆に「不本意な初体験だった(レイプなどによる強烈なトラウマなどは、ここでは別次元の話とします)」と言う女性もいると思いますが、「いっぱいいっぱいだった」とか「え?こんなもんなの?」「ただ痛かった」という体験だった女性も多いと思います。


ましてセックスの翌日に神秘的な力を手に入れたわけでもないはずです。「覚醒体験」と「初めてのセックス」は、どちらも「その後の自分に神秘的な変化はない」という点で同じです。


ただし、その後、セックスを続けていくと、失神するほどの快楽を得られるようになるのと同じように、覚醒体験も、それを重ねていくと、徐々に愛に近づくことはできるようになります。


小さな覚醒体験は、「日々の愛する努力」で得ることができます。
たとえば他人からイヤなことをされたとき、「仕返ししたい」と考えていた自分が、「私も他人に対して同じことをしているんだろう、気を付けよう」と考えられるようになれたら、それがひとつの「覚醒体験」です。


そんな体験の積み重ねが、セックスで言うところの「快楽失神」のような「大きな覚醒」につながっています。


覚醒体験もセックスも、初回のたった一度で愛に到達するわけではなく、その後、愛する努力を続けることで、大きな変化、大きな力になっていくわけです。


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