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サッカーの再開と街の活気

私が住んでいるサラゴサのサッカーチームが今夜、長い中断期間を終えて再開初戦をホームで迎える。私はスペインにくるまでサッカーを直接見たのは友達の大学の引退試合くらいで、テレビでも代表選を見たことも数えるくらいしかなかった。しかし、スペインに来てから、ホームで試合をやる時はほぼ毎回大学の友達と応援しに行き、私はいまだによくルールはわかってないけれどもサラゴサの結果に一喜一憂しながら、週末が明けて月曜日に学校に行けば、あの人がよかったあれがダメだったと興奮気味に話すクラスメートと笑いながらコーヒーを飲むくらい、日常にサッカーが溶け込んでいた。

だから、そんなサッカーが戻ってくるっていうことは、スペイン人にとって何よりも日常が戻ってきた感がある嬉しいことなのだろう。無観客で試合は行われるのであのスタジアムの熱気を味わうことはできないが、数日前からスタジアムの横を通るたびになぜか人々のウキウキモードが増して行っていることを肌で感じた。一昨日くらいだろうか、いつも行く近所のスーパーがちょうどスタジアムの横なのだが、何だか人だかりができている。覗いてみると、選手の入り口のところに寄せ書きコーナーみたいなのができていたのだ。

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そこではおじいちゃんおばあちゃん世代から、若者たち、小さな子供たちまでみんながせっせと書き込みをしている。地元民に混ざって、私も手持ちのうっすいボールペンでメッセージを書き込んだ。ふと横を見るとマジックで日本語で頑張って香川、と多分Google翻訳を見ながら頑張って書いたであろう文字があって微笑ましかった。

初めてサラゴサのスタジアムに行ったときに驚いたのが、夜21時スタートの試合であっても小さな子供からお年寄りまでみんなが集ってワーワー叫んで盛り上がっていたことである。そして日本人の私に対しても、隣に座ってたら、あのプレーがいいとか悪いとか一生懸命話しかけてくる。老若男女問わず、そして私のような外国人もみんなを繋ぐのが、この街ではサッカーなのだ。

今日の試合、どうか勝ちますように!レアルサラゴサの選手のみなさま、そして香川選手、とっても応援してます!

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