ストレスはストレスを連れてくる

6月から入ってきた新人さんが今月でやめる。
ストレス性胃腸炎になり耐えきれず、所属会社も辞めるらしい。

追い詰めたのは自分だって思う。誰も私を責めたりしないけど、明らかに原因だ。

6月の1ヶ月間はまだ心もち余裕があった。丁寧に何度も繰り返して伝えられていたと思う。

しかし7月に入って状況が一変した。
私自身も余裕がどんどん無くなり、新人さんのケアレスミスが目立つようになった。
できれば彼女1人で注意を払ってやりきってもらいたいことも、障害に繋がる恐れから、途中からほぼ全ての作業をチェックするようになった。
忙しいのに全く助けにならない状況に苛立ちがつのった。

日本語が不自由なせいで余計理解に時間がかかる所もあるだろう。(彼女は中国人)
そうやって上手く起動に乗れない原因を挙げて…どうにかこうにか、自分の気持ちを紛らわせてきた。

でも、チームマネージャーから
「足かせになっているだけなら、今後の契約を考えたほうがいい」
と言われる状況にまでなった。

もう止められなかった。
一度沸点まで行ききった苛立ちは、そう簡単に払拭されない。
他に頼れる人もいない状況で、自分一人だって大変なところに更に負荷になる状況で

「まだ2ヶ月だから、パフォーマンスは出ないからゆっくり見守ろうね」
と言われても、
「はい、わかりました」
なんてなれない。

自分も1年前は社会人2年目でこの現場にいた。2ヶ月経った頃の自分を考えても、そんな逐一チェックなんてされていなかった。
納得できなかった。
優しくしなきゃいけないって思ってても、やっぱりうまくいかない。

そういう自分にもイライラした。 新人さんも新人さんで、私がイライラしていることも忙しいこともわかっていたから、内に溜めていくものがあったのだろう。私のストレスを彼女はもらい、私も彼女からストレス を受ける。
悪循環。

結局その循環を切ることはできなかった。

私は私で自分の気持ちがついていけなくなった。
不意に泣きそうになったり、お酒がないとやってられないと思ったり…仕事はどんどんおもしろくなくなっていった。

「~が終われば楽になるって思ってるかもしれないけど、これ以上楽になることはないよ。できるようになればなっただけ、更に負担は大きくなるだけ」

初めて聞いたときはゾッとしたけど、かなり的確な言葉なのだろう。

まだ入社して3年しか経たないけど、初めて仕事をやめようかと思った。もういいって思えば立ち止まれるかもしれない。そしたら、楽になるかもしれない。


でも、立ち止まったら楽しいのかな。
何も生み出せない自分を自分は好きで居られるのかな。

仕事は嫌いじゃない。むしろ、面白い。
働くのは苦じゃない。
わがままかもしれないけど、環境は選びたい。
どうやったら連鎖は切れるのだろう。
あと2週間。改善できるのだろうか

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