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エビクラシー 全曲レビュー その⑤ 10~11曲目

エビ中ファミリーのみなさん、おはこんばんちは。

さて、ここまで4回にわたって進めてまいりました私立恵比寿中学の4th NEWアルバム「エビクラシー」全曲レビューも、今回でいよいよ最後の2曲を残すのみとなりました。

その①からその④まではこちら↓


最後の2曲は、

10.「春の嵐」
11.「フォーエバー中坊」

のレビューとなります。
今回のその⑤までで全11曲となりますが、その⑥として「まとめの感想」を後日アップしたいと思います。

例によって、音楽の神髄を極めたわけでもなく(笑)、専門家でもないこの私が(笑) 、勝手気儘に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうぞ最後までお付き合い下さい。m(_ _)m


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10.「春の嵐」


いやぁ、この曲!なんというか。いや、なんとも言葉が出てきません。素晴らしすぎて…!

ツアーに参戦したファミリーさんの感想を見聞きしていると、この「春の嵐」の評価がとても高いことはわかっていました。

ですから、アルバムが手元に届いてから初めて聴いた時は、その前評判のために多少ハードルが高かったこともあり、悪いんですが「ふーん」という感じでした。

ところが聴き込んで行くうちに「おっ? これは…」という感覚が生まれ、次第に引き込まれて行くのを感じました。

何がこの曲をこれほどまでに情感的な雰囲気にしてるんだろう? と分析。
してみると、まずイントロの印象的な逆回転再生の音源から引き込まれます。そしてそれに続く、さらに印象的なピアノの旋律…。

聴き込んで行くうち、ふと、そのピアノの「せんりつ(旋律)」だけに集中してみたとき、ある事実に気が付きました。

その瞬間、私の中に「せんりつ(戦慄)」が駆け抜け、思わずぞわっと鳥肌が立ちました…。

その事実とは…。

なんと、イントロから曲の最後までを貫いて、ピアノの旋律が常にバックグラウンドで鳴り響いていたのです。

まるでベース音のようにピアノの音がバックに流れていることで、この曲の独特な雰囲気を醸し出し、深い情感描写の歌詞に渾然一体となった世界観を構築していたのです。
ピアノをこれほどまでに効果的に使った曲を、私は今まで聴いたことがありません。

次に。印象に残るフレーズが次から次へと繰り返されるこの曲ですが、Aメロ、Bメロ、サビ等のパート構成がいったいどうなっているんだ?と思ったので、確かめたくて自分で割り振ってみました。

ここに歌詞を羅列してパート割りを書くより、私がこのレビューを書くために歌詞カードをコピーしてメモったものを見ていただく方が分かりやすいと思うので、写真に撮りました。

IMG_20170612_174701.jpg


余白にメモっているのは、先述したイントロの逆回転再生と、全編を貫くピアノの旋律。その下に書いている「鉄腕ダッシュ」とは、あの番組でタイムリミットのあるミッションをこなす回に、残り時間が少なくなった時に必ず流れるピアノ曲があったんです。それを連想したことをメモったものです。

その動画がこちら↓
32分30秒過ぎ、太一とぐっさんの「おでん弁当」のバックで流れる曲
追記:残念ですが、動画は削除されていました。「山口メンバー」の一件も影響しているのかな…?😣

話がそれましたが、パート割りに戻します。どのパートがAメロで…と書き始めたんですが、分かりにくいし長くなるのでやめて(笑)、写真を見ながら聴いてみて下さい(^^;)

とにかく、これだけ複雑なパート構成で組み立てられた楽曲も珍しいと思います。

私はこれを見て、劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」を思い出しました。あのミュージカルも、どこかのシーンで聴いたことのあるフレーズが繰り返し繰り返し出てきて、それでもちゃんとそのメロディにはメインの曲が存在しているという、複雑で緻密な構成の音楽劇です。

この「春の嵐」も、本来サビ前であるはずのB’パートで始まってB’’パートで終わるという、まるでサビが2箇所あるのか!と思うような印象的な構成になっていますね。オーラスの部分を「落ちサビ」と呼んでいいのか、と思ってしまいます。

さらにさらに。メモを見ていただくと、ところどころ丸で囲ったりアンダーラインを引いている箇所がありますね。それがことごとく、まやま姉さんではなく他のメンバーの担当パートである事に注目して下さい。

「♪この気持ちをまっすぐに」
の乱高下するメロディラインを唄うのは、決して簡単ではないですよ。それを(失礼を承知で、しかし褒め言葉として捉えてほしいのであえて言いますが 笑)、あのりったんが見事に唄いこなしている!(^_^;)これは驚くべき進化です。

りったんのパートでは、「♪私少し変われるかな?」の部分も大好き!ラス前のこんな重要なパートをりったんが任せられるようになったなんて、なんかおじさんとしては、ほんとに嬉しい!(笑)

まやま姉さんのソロver.の素晴らしさは言うまでもないですが、私は7人ver.も聴き所満載の「グループの曲」になっていると思います。

それを証明するのが、メモ欄真ん中の「全員」とメモってるBパート。
「♪吹き抜ける風が 自分でも忘れてた」
と、7人のユニゾンが圧倒的な迫力で押し寄せてくる。私はこの部分がくるたび、ぞわーっと感動が胸の奥から込み上げてきて、いまだに鳥肌が立ちます。

オーラスの部分のメモは、先ほど述べたバックグラウンドのピアノが、イントロ同様に前面に戻ってきて、高まる気持ちを表現するかのように上昇して終わる…。

とにかく、とにかく!素晴らしすぎます、この曲!

詞・作曲・編曲は照井順政氏。
ベース担当の兄、淳政氏らと「ハイスイノナサ」というバンドで活動しています。そのほか、アイドルグループの「sora tob sakana」のプロデュースもしています。

追記:すみません、順政さんの方が弟さんですので、修正しました。

照井さんについては、まだよく知らないことばかりですので多くは語れません。がっ!この人(たち)、タダものではないっ!

それはこれ↓を観ても思います。ハイスイノナサのMV、貼っておきます。


これを観て私は、パフュームやきゃりーぱみゅぱみゅをプロデュースしてる、中田ヤスタカさんの楽曲を連想しました。

なんだか私、照井さん=ハイスイノナサにハマりそうな予感です。

ところで、私は「さよならばいばい」のレビューで、エビクラシーというアルバムを俯瞰したとき「さよならばいばい」と、この「春の嵐」が大きな意味を持つ、と述べました。

それは、CM2のあとで。
じゃなかった(笑)、⑥のまとめにて…(^_-)-☆


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11.「フォーエバー中坊」


さて、アルバム「エビクラシー」の掉尾を飾るのは、おなじみヒャダインさんの手になるこの曲です。

リアル中学生がいない「私立恵比寿中学」。しかし、気持ちは永遠に中学生!というグループのコンセプトを改めて、そして高らかに謳い上げた一曲です。

インディーズ時代から、同じ事務所ということもあってエビ中に多くの楽曲を提供し、その屋台骨を支えてきたといっても過言ではないヒャダインさん。

「永遠に中学生」や「えびぞりダイアモンド」のアンサーソングとなっているこの曲には、ヒャダインさんの「エビ中愛」が溢れていますね。

ピンクレディの「UFO」のパロディが来たかと思えば、「トロイカ」あり「しりとり」あり、アントニオ猪木ありと、なんでもありのエビ中ワールド全開です。りったんの「うわーー」は、何度もリピして聴いちゃいます(笑)

「♪バームクーヘン食べて 喉がカラカラ」は、彩花とヒャダインさんの間で実際にあったエピソードらしいですね。

しかし、ふと思ったけど、リアル中坊とか中学ひとけたの皆さんとか、ピンクレディって知ってるの?(^^;)(笑)

この曲でいちばん印象的なのは、

【小林】悪いことした時はね ゴメンっって謝ろ?
【中山】そうすればケンカも争いも戦争も無くなるんじゃい!!!

これは御存知「えびぞりダイアモンド」のセリフなんですが、ファミリー歴4カ月の私が「絶盤ベスト」を購入して聴いたのは春ツアーが始まってからでした。

転校メンバーの中では一押しの鈴木裕乃と、りななんが言っているセリフということもあって、部活動の「エビ中研究部」(ライングループ)の中で「このセリフ、いいですよね」とつぶやいたんです。
そしたらツアー参戦済みのファミリーさんが「そのセリフ、エビクラシーの中にも出てくるよ!」と教えてくれました。

あらためて「エビクラシー」が届いてからこの部分聴いてみると、やっぱりジーンとしますね。それも最年少のかほりこコンビに割り当てられてる…。

あー、だめです。またもや涙腺崩壊…(;_;)(泣き笑)

「♪思春期は とわに続くもの 悩んで 学べ そして笑え!」

まさに、アラフィフにして再び思春期を思い出させてくれた、私立恵比寿中学にカンパイ!!!!


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それでは次回は最終回、全体のまとめで~す。
お楽しみに(^^)/~~~

*ここに書きました意見はあくまでも私個人のもので、また記述した事項も私の責任範囲で収集した情報です。従いまして、エビ中メンバー及び事務所には一切責任はありません。もし内容に誤りや、記述したことと違う事実があれば、ぜひご指摘いただければ幸いです。
好々爺Q

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