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Vol.4-1 1年スイス派遣

Vol.4では、スイスに派遣され、ドイツ語圏で生活された、A.O.さんの体験談をお送りします。
この記事は派遣について(前半)となります。
派遣までの準備、学校についてが中心となります。

派遣の場所と期間は

スイスに約一年、11月ちょっとです。

派遣に興味を持った理由は

私の家が、ほんとに小っちゃいときから、幼稚園の頃から、一年に三か月だけ留学生が来てる、ホストファミリーの家庭だったので。
というので、今までいろいろな国から来た留学生と話してみたりして、面白いなと思ったのが最初です。

国や学校について

スイスの中で言うと、スイスの真ん中からちょっと上くらいのところです。二つの大きい都市の真ん中ぐらいの位置にある町に、比較的大きな都市に留学しました。
スイスはけっこう小さな村がたくさんあって、一つ一つがのどかで、ビルもなしい、こじんまりしてるところが魅力なんです。だけど、私の行った都市は、比較、大都市に近かったってのもあって、ビルも建ってたし、人口も多かったし、発展してた気がしますね。
川口くらいかな。赤羽とか。周辺地域だけど、そこそこ発展してるみたいな。
四季は、ほとんど日本と同じだけど、冬はやっぱり日本より寒いかなって感じです。

留学前のドイツ語学習について

ロータリーは(派遣先を)選べないから、どの言語を学ぶのかっていうのは半年前くらいに知らされます。で、そこから勉強しないといけないんだすけど、やっぱり学校の課題との両立とかもあって、なかなか進まなくて。
私は、前ホストした子が、ちょうどドイツから上智大学に留学していて。たまたま近くに住んでたから、頼んで、家庭教師として一週間に一回来てもらいました。
でも、会話重視だったから、単語とか文法とかは全然。ほんとにほぼゼロで行きましたね。自己紹介と発音を直してもらったくらいかな。あと歌うたったり。
勉強って感じじゃなかったし、自分もそんなに実感してなかったんだと思います。何とかなるでしょって。

荷物について

大きいの二つと小っちゃいの一つ持って行って。まるまる一つは完全にお土産だったかな。で、もう一つの半分が洋服で、あと半分はシャンプーとか、化粧品とかかな。
厚着のコートとかはもっていかないで、現地調達したし、洋服も結局現地調達に頼っちゃったから。あんまり意味なかったかなと思います。
やっぱ雰囲気も違うじゃん、日本の洋服と。
やっぱなじむためには向こうのブランドの洋服着なきゃとかあるので。あまり洋服はもっていかない方がいいと、私は思います。

学校での勉強/生活

あんまり合わなかったっていうか。そもそもスイスはちょっと違くて、あんまオープンではなくて。温かいんだけど、オープンではなくて。
現地の子は、やっぱスイスドイツ語喋っちゃってるから。スイスドイツ語ができない私は、ほんと地獄みたいな時間でした。

やっぱ学校で友達作るの難しいし。スイスは、やっぱ小っちゃい国だし、結構民族意識が高いから。留学生っていうのはあんまり馴染みないのかなってのが思った感じで。入れてくれるけど、話しかけてはしないとか。
おっきい学校だったんだけど、留学生4人ぐらいで。
スイス移民が多いからか、スイスで過ごした、スイスで生まれた人と、それ以外っていう区別が大きかった。スイスで生まれた人はスイスドイツ語が喋れるから、どんだけ肌の色が違くても、スイスドイツ語喋れれば、あ、仲間みたいな。そういう感じはあった。

スイス、2種類くらい高校があって。
高校で終わらせて、働く人と。大学に行く人のための高校ってのがあって。
大学に行く人のための高校に行ってたから、もうレベルは高いし、全然大学で習うようなことを、普通に高校生たちがやってるのが異常でした。
でも授業スタイルとしては、全然普通の日本の高校とさほど変わらなくて。普通に先生が話して、生徒がこう、取るみたいな。「主体的」な、ではなかった。そんな感じではなかったのが正直なところです。

スイスは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語を公用語にしていて、A.O.さんが派遣されたのはドイツ語圏です。スイスドイツ語は、ドイツ語の方言の一つで、スイスでは人口の約6割が母語としています。
ドイツでで話されている標準ドイツ語とはかなり異なるため、ドイツ人ですらなれないと聞き取れないといわれています。

交通について

学校には、毎日電車で行ってました。バスと電車。
家にも依ったけど、二つ目のがめっちゃ大変で、まず歩いてバス停まで行って、バス停から駅まで行って、駅から駅言って、学校みたいな。一時間くらいかかりました。

あんまり車は使わなかったです。出かけるときも、電車かな。
でも、高いんですよ。マジ高い。

宿題など

宿題はありましたね。私の学校だけかわからないけど、留学生も特別扱いしてくれなくて。
最初は、テストはちゃんと受けるし、実技もやるし、体育とかもちゃんと出ないといけないし、範囲も決まってるし。
あとは、後々になってくるとプレゼンもどんどんさせられて、来週はこれ、再来週はこれについて話して、とかあって。
週に三個くらいプレゼンを持ってた時もありました。

結構生徒にプレゼンさせるのは多かったし、プレゼンバカ上手かったです。慣れてんのかな。ほんとにうまかった。

ホームステイについて

三家族にホームステイしました。
ロータリー的に、全員がってわけではないんですけど、平均的に三家族くらいが多いです。

それが一番いいと思います。二か三かなって。
三か月ってちょっと短いんですよ。
慣れてきたら、生活とか、洗濯の回数とか、バイバイみたいな。なのはちょっと悲しかったけど。
でも、三家族知れたっていうのは良かったです。いろいろ違う職業とかも見れるし、生活とかも。

カルチャーショックについて

食事にかける意思、熱意は、ほんともうちっぽけ。
なんか食べれればいいみたいな感じかな。ていうのは感じました。パスタとパンくらいしかレパートリーがないんかいみたいな。パスタもミートパスタしかないし。
あとチーズ。で、パンにはヌテラ塗るし。で、締めのオレンジジュース。
ぜったい太らないわけないじゃんって感じです。

でも、結構みんなでがっつり集まって食べるっていうのは感じました。それは良いなって思うけど。

あと、あったかいスープ。
スイス人あったかいもと辛いもの苦手らしくて。
紅茶とかは飲むんだけど、あったかいものを飲まない習慣があるので。寒いのに。

ほんとに、一回もスープが出なかった。で、私は耐えきれなくなって、送ってもらった味噌汁とかを自分の部屋で飲んでました。
あとスイス、ラーメンとかもあるんだけど、それもめっちゃぬるいらしいです。アツアツのラーメンとか無理だから。

だからカレーも。カレーつくったらあんまいい顔されなかったから、やめた方がいいです。
中辛とあま辛を混ぜたんですけど、そしたらオーみたいな。
うちの一個前が、メキシコ人が来てたらしくて、ダメだった言ってました。おいしかったけどメキシコ(料理)はダメだったって。

あとは、どこもマイクロウェーブ(電子レンジ)使わない。どこの家庭もなかったです。電子レンジで調理できるものも持っていったんですけど、使えなくて。
なんでかっていうと、電磁波で温めるのは自然じゃないからって。マジかと思って。
熱は良いけど、電磁波で温めるのはナチュラルじゃないから好きじゃないっていう人は多いらしいです。

続きはVol.4-2へ。


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