【書籍紹介】六道の悪女(おんな)たち(中村勇志)
突然ですが皆さん、「ワルい女」ってどう思いますか?
怖い? ギャップに惹かれる? でもやっぱり恐ろしい?
今回紹介する作品は、そんな「ワルい女たち」の魅力がたっぷり詰められた漫画です!
ラブあり、友情あり、熱いバトルありの正統派ヤンキーラブコメ開幕!!
1.あらすじ
不良だらけの高校に通ういじめられっ子六道桃助(ろくどうとうすけ)は、友人と共に不良たちに怯える悲惨な学校生活を送っていた。
そんなある日、すでに亡くなったはずの祖父から届いた謎の巻物の力により
「悪女が無条件に六道のことを好きになる」
というとんでもない力を手に入れる!!
その能力で超規格外のスケバン・向日葵乱奈(ひまわりらんな)に惚れられてから、理想の学園生活を手に入れるために不良たちと繰り広げる
戦いの物語(ラブストーリー)
が幕を開ける!!
2.本作の魅力
①ワルくて可愛い、魅力あふれるヒロイン達と、悪女たちに真摯に向き合う主人公・六道の成長を描くダブル王道ストーリー!!
六道桃助の周囲には、作中を通して多くの「悪女」達が集まります。
メインヒロインのスケバン・乱奈さんを筆頭に街で見かける輩(やから)なギャルクラスのヤンキー女、幼女な番長、お嬢様バイク乗り、カンフー娘に極悪闇金に反社の親子(!?)まで、様々な悪女に六道君はモテまくります。
悪女限定とはいえ問答無用に女性にモテる、男ならだれもが羨むような能力を手にした六道君ですが、決してその能力を利用してハーレムを作ったり、私利私欲のために悪用したりはしません。
悪女たちが抱えるそれぞれの事情に正面から向き合い、戦いの中で大きく成長していくのです。
ラブコメと少年漫画の双方の王道を突き進むストーリーに、ページをめくる手が止まらなくなることでしょう。
②大迫力の絵で描かれる数々のバトルシーン
本作には数多くの悪女が出てきますが、そうなると当然喧嘩が強い人も沢山出てきます。(もちろん、男の子も強くてかっこいいキャラがたくさん!)
六道君を中心として巻き起こる幾多の騒動の中でのバトルシーンは、動きもさることながら戦う悪女たちの表情が実にイイ!!
個人的に特に好きな表情は、18巻の、強敵を相手に子供のような表情で喜んでからの、暴力の快感を味わいながら戦う乱奈さんの表情です。
このシーンの乱奈さんは、その狂気を内包した瞳の美しさが相まってゾクゾクするものがありました!!
そして、序盤ではいじめられっ子で喧嘩もできなかった六道君ですが、物語の中盤でひょんなことからカンフーを学び闘う技術を手に入れて、強敵と闘う場面が増えていきます。
かつてひ弱ないじめられっ子だった六道君の成長と、熱い信念から放たれる数多くの名言に、胸が熱くなること間違いなし!!
3.終わりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
この作品は「週刊少年チャンピオン」という雑誌で連載していたのですが、私はたまに「バキ」をチェックする程度でこの作品に関しては何となく存在を知っている程度でした。
ですが私が推している人の一人に勧められて購入し、非常に楽しませてもらいました。
私が本格的に読み始めて少し経ったタイミングで完結を迎えたこともあり、今となっては出会うべきタイミングでこの漫画と出会ったのだろうな・・・と思います。
皆さんもぜひ手に取って頂いて、悪女の魅力にハマってくれれば、紹介した人間としてはこの上なく嬉しいです!!
因みに余談ですが、本作の中で私が一番好きな悪女は闇金の山吹ミナミちゃんです(笑)
かわいい(直球)
皆さんはどの悪女が好き&どのシーンが印象的ですか?
コメント欄で教えてくれると泣いて喜びます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!!
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