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G1 CLIMAX 31 9・18観戦記

いよいよ始まりました「G1 CLIMAX31」、初日からいきなりの好勝負やサプライズの連発でしたね!! そんな9・18の激闘を振り返っていきたいと思います。

高橋裕二郎選手対飯伏幸太選手

私がG1の参戦選手の予想をした際、裕二郎選手は選出から外れるだろう、と予想していました。そして裕二郎選手の参戦が決まった際、こんな風に思った人は正直に手を挙げてください

「ああ、裕二郎選手は去年と同じく白星配布要員なんだろうな・・・」

まあ私も大変失礼ながらそんな風に考えていたのですが、完全に忘れていたことが一つありました。

「裕二郎選手もまた、新日本プロレスにおける強者の一人なのだ!!」
昨日の裕二郎選手はとんでもなく強かった! 新技も披露して、G1を2連覇して今年は前人未到の3連覇に手を掛けようとする飯伏選手から、きっちり3カウントを獲ってみせました!!

内藤選手との闘いも益々期待感が高まってきますね、これマジ!!

タンガ・ロア選手対グレートオーカーン選手

G1初参戦同士の顔合わせ、タンガ選手には邪道選手が帯同しての試合でした。 いくらオーカーン様といえども、G1初戦の緊張する試合でいきなり介入有りで戦うことになるとは…なんて心配してしまいましたが、それは愚民ならではの杞憂に終わりました。

試合自体も一進一退の好勝負で、最後はオーカーン様がきっちりと決めて下さりましたね!! これはインタビューで宣言されていた

「全戦勝利するつもりだ、むしろ負ける相手を探すのが目標だ」

とのお言葉も、大言壮語ではないのかもしれません。
(なお私はオーカーン様が敗退した際も東スポの某記者の様に掌返しなどはいたしません)

矢野通選手対KENTA選手

矢野選手の長~い名乗りに合わせて、自分もリングアナに読ませる長~い自己紹介を考えてきたKENTA選手。こんな方法でYTRワールドの雰囲気を打ち破りに来る選手は初めて見ました

その後も相手に対するレフェリーチェックを執拗に要求したり、テーピングを巡っての攻防が有ったりと純粋な格闘技の技術だけではない、高度な「プロレス脳」を競う展開に

そして試合終盤、両手をテーピングで封じた矢野選手をリングの下に投げ捨てるKENTA選手。自ら昏倒させたレフェリーに肩を貸して場外カウントを数えさせる、シュールな光景の中で矢野選手が伝家の宝刀の金的攻撃!

その後の丸め込みを一度は返すものの、追撃の金的からの丸め込みで矢野選手が勝利! 両手を封じられた状態でも問題なく丸め込みが出来る、高度な技術を内包したYTRワールドがKENTA選手を飲み込みました。

内藤哲也選手対ザックセイバー・ジュニア選手

今年はタッグ戦線での絡みが多かった両選手のシングル。直近のシングルでは内藤選手が自らのペースに巻き込んで勝利をもぎ取っていました。

今回はどうなるか…と思っていましたが、個人的にはザック選手の容赦ない膝攻めが強く印象に残る展開でした。

内藤選手も負けじと各種打撃やDDT、エスペランサなどで応戦しますが、ありとあらゆるサブミッションがじわじわとダメージを与えていきました。

最後は「インディアンデスロックとアームバーの複合技」という、解説席のライガーさんをして「見たことがない」と言わしめる複雑なサブミッションであのタフな内藤選手からザック選手がタップアウトを奪いました。

ザック選手の試合は、「今回はどんなサブミッションを見せてくれるんだ」と毎回ワクワクしながら観ている私ですが、今回も予想以上のサブミッションの玉手箱(対戦してる選手はたまったものではありませんが)を見せてくれました。

石井智宏選手対鷹木信悟選手

石井選手と鷹木選手のシングル、それは毎回「激烈」という言葉がふさわしい壮絶な潰し合いになります。

最初に戦ったのは2年前のG1で、当時の鷹木選手はジュニアヘビー級としての参戦でした。 今思えば、オスプレイ選手とのシングルに並んで、鷹木選手の評価を大きく上昇させるような戦いだったと言えるでしょう。

その後もNEVERを巡って戦ったり、昨年のG1でも当たっていますが、どの勝負も魂と魂がぶつかり合う、いい意味で漢くさい名勝負でした。

そして、今年は鷹木選手が世界ヘビー級王者として迎えたG1の開幕戦での戦い。 「え、この試合が開幕戦で良いんですか!?」となるような、27分越えの激闘でした。

私も終盤は「もうこの試合に勝った方が優勝でよくね!?」となり、終わった後は「凄い」以外の語彙が消滅してしまいました。

次なる戦いへ・・・

初日から名勝負の連発となる熱い開幕戦でしたが、さすが新日本プロレスが誇るシリーズである、と言えるでしょう。

G1はまだまだ続きます。Bブロックの開幕戦は本日の午後2時から!

お昼から酒キメてプロレスを観戦する、最強で最高な日曜日を過ごしたいと思います。

やっぱり今日も、プロレス最高!!

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