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奈良井宿さんぽ

岐阜から電車で約2時間30分、長野県にある奈良井宿へ小旅行に行ってきました!
古い街並みやたくさんの写真スポット、美味しいものに出会えたよい旅でした◎

奈良井宿とは、旧中山道の鳥居峠上り口にある鎮神社を京都側の端に、奈良井川沿いを緩やかに下りつつ約1kmにわたって町並みを形成する、日本最長の宿場です。
中山道木曽路十一宿のうち、北から2番目の難所である鳥居峠を控えた宿場町にあり、最盛期は「奈良井千軒」と呼ばれるほど多くの宿や旅人で賑わいました。

奈良井宿観光協会HPより
電車でガタゴト、奈良井駅へ到着。
一度目は冬の初め、二度目は冬の終わりに訪れましたがどちらも雪が舞う日でした。
語尾がちょっとフレンドリー
スカイツリーとの高さ比べは、奈良井駅の勝ち!
電車に乗ってる時は全く感じませんが、山をズンズン登っていたようです。
美しいアーチを描く木曽の大橋。
春になったらまた来てみよう。
奈良井宿といえば江戸時代から続く古い街並みが魅力的。大きく迫り出した軒、千本格子、風情あふれる建築物が建ち並んでいます。
お店は大体10時からオープンということで、朝9時の街並みはとても静か。。。街並みをじっくり独り占めできて、贅沢な時間。
宿場町らしく、旅館や飲食店(お蕎麦屋さんがとても多いです)やお土産屋さんが並んでいます。
こういう宿の二階から宿場町を眺めるような朝を、いつか迎えてみたいものです。
味わい深い、松ぼっくり作品集
のんびり歩いていると一気に雪が降り出しました。
雪と宿場町、被写体としての相性は最高なのですがいかんせん寒い!!!笑
凍えながら訪れたのは、大人気の蕎麦屋「こころ音」さん。
この日はたまたま囲炉裏席に案内され、名物の「とうじそば」を頂きました◎
ぷわーっと煮えたつ汁には葱、白菜、お揚げ、きのこ類、鶏肉がたっぷり。
「とうじ」とはこうやって鍋におたまで蕎麦を「投じる」ことから来ているそう。
蕎麦のしゃぶしゃぶみたいに湯掻いたら、汁や具材と一緒に頂きます。
特にきのこ類が大ぶり&肉厚で、まさに山の恵み。
汁ごと熱々のまま飲み干せば体の奥まで温まります。
奈良井宿で毎回立ち寄るのが、古道具「hito.to」さん。
この日はセールデーということで掘り出し物を探しにやって来ました!
店内にはぎっしりと家具や雑貨、食器類が詰め込まれていて古道具好きはワクワクが止まりません!
古道具さんの醍醐味というか、「これどうやって使うんだろう…」という物がそこかしこにあって、宝探しみたいで楽しいです◎
招き猫からあかべこ、東南アジアっぽい何かまで幅広く並んでいます
ビッグサイズなこけし
喫茶店にありそうな雰囲気の良い椅子
3月に訪問した時は、お店の方がベトナムで買付された道具たちが大集結!
今までずっと日本の器ばかり使ってたけど、ベトナムの器たちの魅力に目覚めてしまいました〜
ドット柄が可愛すぎるティーセット
日本ではまず見かけないユニークなデザイン
カラフルキュートな絵皿たち
ベトナムの器の中で一番「わ!欲しい!!」と思った箸付き丼。自炊の時はよく渡し箸をしては落としちゃうので、箸を通すための穴が空いてるなんて革命的〜!!
赤青黄の魚が泳ぐ丼を買いました◎
なみなみ、ポツポツがかわいいマグカップも購入。
表面は少しざらりとマットな質感です。
ベトナムの伝統工芸、貝細工があしらわれたラタントレイ。
迷って迷って今回は見送ったけど、めちゃくちゃ可愛かった〜〜!
hitoto.さんの商品は時々こういう面白いコメントがついているので、ポップ探しも癖になります
冬の窓際でいっそう冷たさが際立つ硝子たち
ここからは奈良井宿をのんびり歩いてお土産探し。
長野〜岐阜にまたがる辺りは「木曽五木」と呼ばれる良質な木材や漆の産地で、日用品や土産物として多様な漆器が生み出されてきました。
ご当地漬物「すんき」。
京都には「すぐき」って漬物があるけど、「すぐき」が塩を使うのに対して「すんき」は乳酸発酵のみ。酸っぱさの奥にほのかな甘みと旨味があります。
木曽地方へ来たら食べたいのが五平餅。
粒感が残るお餅(平べったいタイプや小さい餅が連なったタイプなど色々あり)に胡桃味噌(醤油バージョンもあり)を塗って焼いたおやつです。
カリッカリに焼けたおこげ部分が美味い〜!
味噌といえば札幌でも愛知でもなく、信州味噌ラーメン。
新しい味噌ラーメンの扉を開いてしまった…!
くるみ好きにはたまらないおやつ、「味噌胡桃」を食べながら帰宅。
甘塩っぱくて最高!


昔ながらの街並みをのんびり散策して、さながら歴史の世界にタイムスリップしたような不思議な旅人気分を味わうことができました◎

奈良井の周りには同じく宿場町として栄えた馬籠、妻籠、木曽福島もありますので今度は併せて巡ってみようと思います。

ではまた!

喫茶店に行ってきます〜