北京五輪開幕までもう一ヶ月を切りました。コロナのオミクロン株の事もあり、なかなか話題にはなっていない様ですが、せっかくの機会なので簡単にまとめてみました。中国では初めての冬季オリンピック開催地となリます。

日程：2022年2月4日~2月20日までの17日間
開会式 2022年2月4日
閉会式 2022年2月20日
会場：北京市および隣接する河北省張家口市

7種のスポーツから15競技109種目が行われる

1.アイスホッケー
2.カーリング
3.スキー
・アルペンスキー
・クロスカントリースキー
・フリースタイルスキー
・ノルディック複合
・スキージャンプ
・スノーボード
4.スケート
・フィギュアスケート
・ショートトラックスピードスケート
・スピードスケート
5.バイアスロン
6.ボブスレー
・ボブスレー
・スケルトン
7.リュージュ

北京冬季五輪についての２つの大きな懸念点

1.ボイコット問題
2019年から2020年にかけての香港民主化デモ、ウイグル人大量虐殺を理由に、北京冬季五輪に対するボイコットが呼びかけられている。
　本来オリンピックは平和の祭典であるはずだが、人権侵害を行なっている国で開催されるのはどうなのか？というのが問題点である。
　この問題に対しては、アメリカ、オーストラリア、イギリスなどの国々が早々にボイコットを表明しているが、結果的には数カ国による「外交的ボイコット」という形で収まっている。
　「外交的ボイコット」とは、北京冬季五輪に各々の政府代表者を出席させないことである。それらの国の代表選手は大会に参加することが可能。
この様な形で、選手には参加してもらい、国としては中国の人権侵害について非難、賛同できないという姿勢をとっている。
「外交的ボイコット」表明国
※理由は他にもコロナなどの対策など様々な要因がある
アメリカ合衆国 
イギリス 
エストニア
オーストリア 
オーストラリア
カナダ 
コソボ 
ニュージーランド 
ベルギー 
ラトビア 
リトアニア
日本 

2.新型コロナウイルス
　日本ではオミクロン株感染が急速に拡大しているが、中国についてはどうであろう？
中国の状況（2022年1月8日現在）感染者6405人
　12月に西安市では全住民1300万人がロックダウンの対象となっている。下図のように現状中国でも全国的に増加傾向にある。一例だが、西安1740人、紹興337人、上海280人、北京11人・・・と増えている。

コロナ禍での開催について
　東京五輪では結果的に無観客という形になってしまったが、北京オリンピックでは、以前から大会組織委員会は「海外の観客は受け入れず、中国本土に住む人に限って観客を受け入れる」という形で進めていた。しかし、現状まだ具体的な条件やチケットの販売についてはまだ決まっていない。
　習主席は、1月4日新型コロナ対策について「最大の試練だ」と指摘したうえで「現地での観戦は大きな制限を受けることになる」と述べたということです。
※1月19日現在、各報道によると、新型コロナウイルス感染拡大のため、一般観客も受け入れず、政府関係者や国有企業など、政府から招待を受けた者のみ参加可能との報道が出ている。一般人からは不公平だとの意見が出ている。

注目選手

日本
・羽生結弦 選手【フィギュアスケート男子シングル】
フィギュアスケート男子シングルで2連覇中の王者・羽生結弦は、北京2022での勝利が有力視される選手。羽生が優勝すれば、同競技では1928年以来の3連覇達成となる。

・高梨沙羅 選手【ノルディック女子ジャンプ】
「今季ワールドカップ（W杯）は、オーストリアのクラマー（20）が7戦5勝。2021年のサマーグランプリ（欧州）は優勝にベスト3が3度。10月の国内戦は3連勝。絶好調でW杯に入った。

・高木美帆 選手【スピードスケート女子】
確実な1000メートル、1500メートルに加え、3000メートルと平昌で金メダルを獲得した団体パシュートも世界トップクラス。オールラウンダーとして表彰台独占の可能性もある。

中国
・武大靖 選手（ウーダージン）【ショートトラックスピードスケート】
平昌で開催された2018年冬季オリンピックの男子500メートルの金メダリストで，世界記録保持者です。ショートトラック男子で中国に初の金をもたらしました。

・韩聪【フィギュア スケートペア】
2017年、2019年世界選手権優勝、2015年、2016年世界選手権2位。2012年、2014、2016、2017、2019年四大陸選手権優勝。2010年、2011年、2012年と世界ジュニア選手権3連覇。

・谷愛凌 選手（アイリーン・グー）【フリースタイルスキー女子】
　米国人の父と中国人の母の間に米カリフォルニア州で生まれたグーは、中国代表として臨む。まだ１８歳のグーはモデルとしても活躍していて中国では「谷愛凌」の名で知られ、熱狂的な人気を誇っている。

以上、北京冬季オリンピックの情報でした。
コロナの状況によって、オリンピックもどうなるか分かりませんが、今年は家でまったりと観戦しましょう。

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