正解のない世の中こそ、現象学は必要かもしれない。
現象学と聞いて、ピンと来る人はいるだろうか。
哲学に詳しい人は、知っているかもしれない……。
今回紹介する本によると、現象学は「独我論」(「世界」などどこにも存在しない、あるのはただ〈私〉に現れた「世界」像だけだ、という考え方)であるとかないとかいった論争が続いているそうだ。
実際にドイツの哲学者で現象学をとなえたフッサール自身は、現象学が独我論であるという批判(非難)は誤解に過ぎないことを繰り返し主張しているようだ。
上記のような誤解がされている現象学を噛み砕いて教