＊以下、カッコ内は雅号。

流行語ABEのAREにて締めくくり(裏金問題)

今年は『税』 真一文字に 口結び(今年の漢字)

今生の漢字もやはり一文字で(赤ちゃん名前)

悪質な愛なきホストが客泣かせ(愛田も号泣)

性交は“押し“の一手が物を言い(同意アプリ)

晩酌ガソリンを補給しすぎて暴走し(ENEOS社長)

ダイハツの 大＊問題が 発＊動し (名は体を…)

郵便の カラーが“赤“を 物語り (料金値上げ)

高島屋 ケーキで面目 丸潰れ (顔面ケーキ)

オスプレイ今後はリュックに絞り〼ます (生産終)

熟さない 柿沢議員に 渋い顔 (未だ途中)

また北ぞ上がった落ちたに総理ざわっ (連想)

トランプ派マイノリティor魔女リティ？(狩人)

バンクシー『STOPドロボー』次回作？ (盗難)

爺婆じじばばが柚子らぬ風呂待ち風邪をひき(冬至湯)

宝くじ 並べる元気が 宝かな (数時間待ち)

大谷移籍 赤から青へと ゴーサイン (服の色)

有馬V 武史はまだまだ 豊かかな (武の歴史)

74歳まだまだ元気がE.YAZAWA(@武道館)

視聴率どうした家康ワースト二位 (しかみ面)

サンタから歌合戦へ紅白バトン (赤白カラー)

銀座カラー不毛な努力となりにけり？ (破産)

赤青の万博キャラ見て目が泳ぎ (謎の五つ目)

一枚は持ちたくもなるダサセーター (記念日)

今年初 会った知人に 「明けまして」 (今更感)

気が付けば これが今年の 初詣 (無神論者)

大晦日 元旦続けて 初詣 (無神論者卒業)

新手帳 一年経てば 落書き帳 (三日坊主)

この世には目には見えない物がある (煤払い)

刈り込んだ頭皮に寒風身が締まり (いざ新年)

年越しは 卯うさぎになって 辰迎え (赤目覚悟)

【選者後記】
◎命名は清水貫主の心境で
今年の漢字は『税』でしたが、今年産まれた赤ちゃんの名前も、割合に一文字が多かったようで（調査機関により差異あり）。名付け親としては、やはり清水の舞台から飛び降りるよな想い？
◎パチンコ屋も ピザ屋も犬も サンタ服
ピザ屋がその先駆けだったような気もしますが、昨今は子供までもがX'masシーズンにサンタ服を着る始末。もう自分でプレゼント買いに行けば？
◎消費者は 崩れたケーキに 甘くない
高島屋の崩れたX'masケーキが問題になりました。いっそのこと謝罪会見を開き、重役一同が頭を垂れながらそのままケーキに顔を突っ込めば、万事まるく収まるのでは？
◎デコピンで 笑顔になれる こともある
大谷派の人々にとっては、もはやデコピンは痛いものではないようで。善人なおもてデコピン通じず、いわんや悪人をや…額を出して、口角上げて！
◎イクイ去り 沁みる競馬の 難しさ
最強・イクイノックスが電撃引退してしまいました。“彼“を頼みの綱としていた人たちは、この年の瀬に見事に寒空の下に放り出されて青息吐息？馬い話はそう長くは続きません。結局、馬で蔵が建ったのは馬主とその関係者だけだったようで…。
◎パー券の ようにはバ券は 還流せず
有馬記念で見事還流した方は、おめでとうございます。しかしながら、現実はなかなかどうして…。パーティー券の略が『パー券』。パーティーを訳せば『党』。つまり、政治資金パーティーとは『政治資金党』。その党員は政治資金によって成り立っている。これを因果と言わずに何と言う？
◎また落ちた 対岸の火事では ないようで
今年も対岸のミサイルが後を絶ちませんでした。岸田総理も、ABE氏の尻拭き問題のこともあり、支持率は過去最低を更新するばかり。『上がったぞ！』『落ちたぞ！』…年中こんなこと言われたんじゃ、そりゃ心中穏やかではいられませんわな。
◎アメリカ人は やっぱりオスプ レイが好き？
先ごろ生産終了が発表された米軍の軍用機の話ではありません。OSPREYというブランドのリュックサックの話です。白人系の外国人は、かなりの確率でこのリュックを背負っています（個人の感想です）。かたや日本人は、THE NORTH FACEやColemanあたりが多いような印象（個人の感想です）。皆さまも、年末年始はこれらを背負って帰省、あるいは旅行に行ったりされているのでは？
◎値上げとは 関係なく減る 年賀状 
近頃は、郵便きっての大過渡期だそうで。あ、別に郵便切手と掛けてるわけじゃなく…（嘘）。今後ハガキの値段が上がれば、ますます需要は少なくなるでしょう。元旦にポストを開けたら郵便局からしか年賀状が届いてない、なんて日も近い？
◎三日だけ 書くために買う 新手帳
新しい手帳が売っているのを見ると、「よし、来年はこの手帳をもとに新たな自分に生れ変ろう」と思うものです。でも、結局続かずグダグダに…。年が明けたら何を書こう…とあれこれ思案する楽しみのために買っている？（皆が皆そうではない）
◎令和五年 今年もお世話に なりました
本年も、皆さまからの渾身の十七文字を数多く寄せていただきました。あまりに佳作揃いのため、筆者も選ぶのに随分と頭を悩ませたものです（いつまでシラをきる）。来年も引き続きご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。（駒）

《皆様からの一句をお待ちしております》
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