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こまえのデザイン. 視察日記 (vol.6 富山県民間活力導入・規制緩和推進課)

こんにちは、こまえのデザイン.  (狛江市未来戦略室)の銀林です。
今回は、前回から引き続き、7/11-12の富山出張🚅(富山県庁・富山市役所)のレポート第2弾、テーマは富山県の官民連携です。
前回記事:富山県庁ウェルビーイング推進課

富山県庁官民連携・規制緩和推進本部

富山県庁でウェルビーイング推進課の次に伺ったのは、民間活力導入・規制緩和推進課。富山県の官民連携窓口について、川渕課長と薮岸副主幹にお話を伺いました。

富山県では、ウェルビーイングと同じく、現知事の肝煎りで、令和3年4月に官民連携・規制緩和推進課が設置されて以降、官民連携の推進が強化され、令和5年度からは、民間企業からの官民連携や規制緩和に関する提案の審議や、それを通じたノウハウの全庁共有を図るための官民連携・規制緩和推進本部(本部長:知事)が設置され、官民連携や規制緩和に関する提案の判断や、事例を通じたノウハウの共有、ロールモデルの事例創出、庁内の理解促進などさらなる強化を図ろうとしています。

それまで、富山県では民間企業からの提案に対し、官民連携のノウハウが少ない各担当部署で個別に対応していたこともあり、なかなか県庁の方で話が進んでいかない。という課題感があったようです。
(かくいう私たち未来戦略室も、庁内の他部署と一緒になって官民連携で事業を進めていくことは結構あるので、庁内で調整をするときの気持ちはよく分かります。)

そんな状況もあって、県庁に『官民連携・規制緩和推進デスク』を設置して県の官民連携の窓口を一元化したり、昨年度から都市プロフェッショナルスクールに県職員を派遣し、官民連携の推進のエンジンになる職員の育成を図ろうとするなど、県としても注力しようとしています。

これらの取り組みの甲斐もあって、富山県が包括連携協定を締結している民間企業は、現在22社まで増えたそうですが、実際に民間企業から民間活力導入・規制緩和推進課に寄せられる提案は、一部は単なる売り込みのようなケースもあったりして、行政として取り組む官民連携の線引きについては苦慮しているということでした。(これも私たちと同じ。。)

視察を終えて。

インタビューの終盤に、富山県内でまちづくり活動をしている人が中心になって、新たに活動する団体「幸せデザイン」のお話を伺いました。

県としては、民間主導で進んでいる動きに行政として可能なお手伝いをしている、とのことでしたが、まちづくりに関わる人が集まるプラットフォームを組成するのは、まさにこれから狛江駅前で私たちがやろうとしていることと同じで、それにあたっての行政としての取組姿勢は、大変参考になりました。

お忙しいところ視察を受け入れていただいた、民間活力導入・規制緩和推進課の皆さま。ありがとうございました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!
※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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