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R5こまえのデザイン. プロジェクト№04 “おしチャリナッジ”プロジェクト

こんにちは。こまえのデザイン. (狛江市未来戦略室)の銀林です。

今年度、こまえのデザイン. が手掛ける5つのプロジェクトを順にご紹介するこの企画。
第4回は、“おしチャリナッジ”プロジェクト です。


事業の概要

このプロジェクトは、来年春の狛江駅前市道のリニューアルと “ほこみち”の開始にあわせて、狛江駅改札正面の南北自由通路を通行する自転車利用者に、自転車の押し歩き(=おしチャリ) をしてもらうための表現や仕掛けを検討するプロジェクトです。

この検討にあたっては、プロジェクトの初期段階からデザイナーさんにジョインしてもらい、"人の視点" から効果的な施策を組み立てるとともに、経済的なインセンティブや公的な権限による強制を伴うことなく 人々が自発的に行動を変える"ナッジ手法"の活用を検討します。

今年度の取り組み

"おしチャリ"ナッジ 検討チーム

今回のおしチャリ施策の検討は、
・道路交通課 (市の交通対策を所管)
・未来戦略室 (事務局)
・庁内有志職員
に、KOMAE Designer's Lab.(コマエ・デザイナーズ・ラボ)のデザイナーさんを加えた『仮) "おしチャリ"ナッジ 検討チーム』で行います。
また、この検討チームの後方支援を、全国的にナッジやデザイン思考を通じた自治体等の政策刷新を支援しているNPO法人PolicyGarage(ポリシーガレージ) さんにお願いしています。

ご協力いただくデザイナーさん

このプロジェクトに加わっていただくデザイナーさんは、KOMAE Designer's Lab. の

  • 伴 真秀さん (サービスデザイン)

  • 中村 洋太さん (グラフィックデザイン)

のお二人です。
お二人には、おしチャリ施策の検討にあたっての事前リサーチから施策の試行・検証、プロダクト(ビジュアル?)製作、実装のフェーズまで一緒に取り組んでいただく予定です。
伴さん、中村さん、どうぞよろしくお願いいたします❗

PolicyGarage (ポリシーガレージ) さん

PolicyGarage さん(通称:ポリガレ) は、横浜市職員有志を中心に2019年2月に設立された地方自治体初のナッジユニット『横浜市行動デザインチーム Y-BiT』を母体とするNPO法人で、これまでに16省庁・13都道府県・135市町村と連携した取り組みを行っています。(※2023年4月時点)

今回、このプロジェクトの立ち上げの検討をしているなかでポリガレの存在を知り、未来戦略室の職員が相談のメールを送ってみたところから何度かオンラインミーティングを重ね、今回のプロジェクトに協力していただくことになりました。
ポリガレさんには、このプロジェクトのKick-Offミーティングでの基礎研修と、このプロジェクトを進めていくなかで、適時必要なアドバイスをいただけるようお願いしています。

担当者がそっと教える、ここがプロジェクトのポイントです!

"ナッジ(nudge)" とは、行動経済学などで用いられる用語で、わずかなきっかけを与えることで人々の行動変容を促していくことを指します。ナッジは、強制ではなく自由意志に基づいて、人々の行動を変えていくため、よりよい社会や環境に向けた取組みとして、今注目されています。
ナッジの方策の検討には、実際の現場において人間の行動を観察・洞察を行った上で、データを分析して仮説をもとに実証を行い、解決策を導き出す過程が有効と考えられています。
このような科学的根拠に基づくアプローチの政策決定(EBPM:Evidence based policy making)を推進するため、この春、市職員による“おしチャリナッジ”検討チームが立ち上がりました。
狛江駅周辺道路において、今後どのような変化が起こるか。皆さんもぜひ観察していただいて、おしチャリの方策をご提案いただければと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!

※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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