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さよなら京急油壺マリンパーク

もうすぐ閉館だからたくさんの人が詰めかけていたのだろう。京急三崎口駅から水族館に向かうバス停は行列で、乗車してからも道路が大渋滞だったので手前のバス停で降りて歩いて行った。

10年前もそんなに犬がいたか忘れてしまったけど、ペットOK!な館内にはワンちゃんがゾロゾロいて、小さなプードルがサメの水槽の前で写真を撮られているのが微笑ましい。君は一発で捕食される存在だよ。
驚いたのはリードにつながれた猫を2匹も見た(!!)こと。あの人出の中で平然としているなんて(しかも犬多数)うちの猫では100年鍛えても無理な奇跡的な光景だ。一体どんな訓練を受けているのだろうか。

普段はそんなこと考えないけど、その日水族館にいた人たちはどんな人たちだっただろうと思う。
水族館を懐かしんできた人、いつも通っていた人、子どもの頃遊んだ場所に子どもを連れてきた人、昔の思い出を抹殺しにきた人(私)…。
子どもたちは遊びに行った水族館がなくなっているのを、もう少し後になってから知るかもしれない。
たくさんの遊びにきた人の、働いていた人の、思い出をのせて、さよなら京急油壺マリンパーク。


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