僕は仲の良い友達から「お前は誰とでも仲良くなれるよな」と言われることが多かった。

そんなこともあってか、自分はコミュニケーション能力が高いと思っていた。

しかし、それは自分の妄想にすぎなかった。

僕は自分よりも権力が高そうな人や立場が上の人、チャラさがチラつく陽キャラの人と話す時、緊張して自分の言いたいことが言えなかったり、ごもったりしてしまうことがある。

逆に自分よりも権力や立場の低い人や話しかけやすい雰囲気を纏っている人、仲の良い友達などには心を許し、たくさん話してしまう。

仲の良い友達から見た僕はたくさん話す僕を見て、コミュニケーション能力が高いと思っているが、実はただ気を許しているだけで実際にはむしろ自分よりも上の人と話すことは苦手なのである。

権力や立場が上の人と話すことが苦手な理由は自分の言うことが否定されたり、面白くないと思われることが嫌だからだ。

上の人には認められたいとか評価されたいとか面白いと思われたいと思っているのである。

自分の個性を出して嫌われたり、否定されたら終わりだという気持ちが僕の心の中にあることが原因であろう。

就活の面接やバイトの上司の人との関わり、キラキラしている大学生との飲み会でこんな気持ちが明らかになった。

こんなことからやはり自分は陽よりも陰寄りであるのだなぁと。サッカー部のキャプテンやっても実際の中身って変わらないんだなぁと感じた。

上の人たちと話すときは非常に気を遣ってしまう。この生きづらさがなくなる性格であったらなぁと思うこともある。

そんな性格なら就活も一瞬で決まって、もっと楽しい人生を送れたのかなぁ。

人生って難しいな。でも、だからこそ面白いのかな。それを楽しめるような人間になれるように考え方も改めなきゃなぁ。