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疲弊する日本の地方を救う産業は観光業しかない

おはようございます。
大掃除でクタクタな小松です。

みなさんは観光産業に興味はありませんか?
失われた30年ですっかり元気がなくなった日本。GDPではドイツに抜かれて4位に後退しそうだし、一人当たりGDPでも日本は27位。

今日は平均年齢約50歳のおじいちゃん国家日本ですか、地方部の観光業で盛り上がっていく戦略を考えていきます。
そんな前向きな記事をツラツラ書いていきます。



日本の強みな何か?

日本国内では人口減少していくトレンドはコントロールできません。
ビジネス、事業としてお客さんを考えた場合に海外を含めてグローバルな視点で商圏を捉える必要があります。
その場合モノを売るビジネスは世界を相手にした競争となり難しいのでサービスの方が戦いやすい。
海外からみた日本は、ユーラシア大陸の先にある島国で長い歴史をもち独自に進化してきた稀有な国家と認知されています。

国土のポジションが北緯20度から45度の間で南北に長く位置しているので四季があります。春には桜が咲いて、暑い夏が終わると紅葉がきれいな秋があり冬には雪が降ります。こんな当たり前と思いがちな自然が海外の人からは魅力的に映っているはずです。

また奈良平安時代から数百年に渡って育んできた文化的な歴史や地方部の神社仏閣、水田、森林などの景観も価値があると思います。

さらに日本人ならではの「おもてなし」もホスピタリティーも魅力的です。
海外ではチップ文化があるため、見返りを求めないお客さまを感動させるような日本のおもてなしは世界的にも価値があるはずです。

述べてきたとおりグローバル社会で日本の地方がその魅力的なポテンシャルを活かし、観光業でビジネスを進展させることは当然の摂理なのです。

問われる熊本の観光戦略

熊本に住んでる私にとって台湾の観光客の動向が気になります。

熊本に進出した台湾の半導体企業TSMCの工場は、数兆円の規模で日本政府の補助金も受け、国策としての誘致が進行しています。
マスコミも一斉に"TSMC"を取り上げて熊本の街の本屋では半導体関係の本が山積みされてる状況。

熊本は、TSMC第2工場だけでなく第3工場までも熊本と噂されるなか、いつのまにか台北(桃園空港)〜熊本の直行便が就航し国内の地方空港では国内有数の台湾へのアクセスが良いエリアとなりました。

11月は日本を訪れた台湾人は2019年を上回る水準と報道があり、今後は加速度的に台湾からの熊本観光客が伸びる可能性があり、熊本県も観光戦略が問われることになりそうです。

高付加価値型の観光の探求

人口が減り続けているなか日本では働き手の確保が難しくなっていきます。

すでに生産年齢人口が減少しら団塊世代が25年に完全に後期高齢者入りすることで労働人口も切迫してきます。退職後もパートタイマーなどで働いてくれていた高齢労働者が一気にいなくなります。

供給制約を受けるなかで観光ビジネスを成立させるとなると安く大量に供給するデフレ化の戦術はそもそもできなくなります。
多くの人手を必要としない高付加価値型のサービスのあり方を検討するしかありません。

どの先進国も団体旅行から個人旅行にシフトしており、安宿を求める若い人向けドミトリーや富裕層向けの一棟貸し高級宿など人手がかからない仕組みを検討してる宿泊業は多いと思います。

日本の地方でも若い人の流出がとまらなくて高齢者ばかりの地域があります。田舎で何もないというけれど今まで投資された社会資本ストックは他国の地方圏にはありません。

例えば、地方の道路は山奥でも海岸沿でも整備されてるのでeバイクで豊かな自然のなかでのサイクリングは老若男女問わず誰でも楽しめるコンテンツとなります。

日本独自の文化である神社周りのウォーキングやお寺の日常的な掃除や修行も海外から見ると日本人文化を堪能できるコンテンツとなり得ます。

台湾の富裕層が求めている熊本での観光を考えていけば、地方の限界集落を元気にすることができる可能性があるのかもしれません。

以上、また明日。

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