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WEGO退職エントリー②

さてさて、退職エントリー①の続きです。①を見てくれた人も結構いて、やはり退職エントリーって読まれるものなのだなと実感しました。

WEGOの店舗をメディアとして再編集して、そこにDOKUMO=初期インフルエンサーを組み込んでオンラインとオフラインの両軸で盛り上げていったところまでがPART①で、今日はPART②のお話。

2011年、2012年でWEGO店内での仕掛けがだいぶ制度化できてきたので、広告代理店の川並さんと組んで、外でイベントをやってみようという話になり、初期はCH Fileさんという高校に置かれるフリーペーパーと組んでの開催でした。

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場所は原宿にあるベルエポック美容専門学校。今でもお世話になっている専門学校。三井さん、福田さんのコンビは強烈でめっちゃ楽しかった笑。初回は無料でやったんだけど、当日雨が降って100人くらいかな。思ったより集客に苦戦した覚えがある。

だけど実はこのLOOP vol.1で画期的なものが誕生していた。それがDOKUMO BGに入っているメンバー以外で作ったファッション団体FACTの存在。当時、大阪でファッション団体が盛り上がっていた。今ではIT系企業の役員やっている、さちゃん率いるGREED、そしてのちに古着屋サントニブンノイチを立ち上げムーブメントを起こしたロザッチ率いるペルソナリタ、などなど少しづつファッションをキーワードに団体がSNSを使って全国各地に勝手に誕生していってた。

SNSを通して自分の趣味をキーワードに人が集まる。

これこそ僕が夢見てた未来のひとつだ。生まれた場所や生まれた環境で決まる人生、友達関係。そこに抗える手段がSNSによって生まれたのだ。

FACTは今ではレキシントンで僕の意思を引き継いでくれて(と勝手に思ってる)プリズム・パレットなどのボーイズグループを作っているゆっけが代表をやってくれたり、パリコレを目標に上京し僕のアシスタントをやってくれたKULOがいた。その後、今モデルで活躍している横田ひかるちゃんなどが生まれ、ファッション団体FACTはのちに全国展開して数々のスターを生み出したファッション団体FLASHへと引きつがれる。

ファッション団体についての詳細は下記を参考にしてほしい。

実は佐藤ノアとの出会いもさんこいちとの出会いも、ファッション団体からなのだ。

まあそうこうしてるうちにDOKUMO BGメンバーの中でも突出して人気が出てきた男たちが出てきた。

通称よぢとむもん。こんどうようぢ、藤田富、大倉士門の3人。3人はユニットでもなんでもないんだけど、仲良し3人組みたいな形で世に認知されて1×3=3ではなく1×3=100にも1000にもなった。個人的にはよぢとむもんが始まりとなってこのシーンが広がっていった。

3人でWEGOのどこの店舗でイベントをしても大大大行列。ただ大人たちには雑誌に出てるわけでもテレビに出てるわけでもないのに、いったいこいつらは何なんだ!?と思われていた。事実、WEGOの店舗にイベントで行ったときも、いわゆる雑誌モデルやテレビタレントとは違う扱いを受けてムカついたことも何度もあった。読モちゃんなんて呼ばれたこともあった。

この頃から正直、WEGOに対して少しだけ違和感を感じはじめていた。このシーンを応援してくれているのか、服が売れるから販促費を出してくれてるのか?答えは今でもわからないけど、WEGOを辞めて3年経って思うのが当たり前の結論だけど、応援してくれてる人は応援してくれてたし、興味ない人は興味がない。

ただこの違和感が教えてくれたのは、僕は決してWEGOがHOMEではなかったことだ。今でも大切なWEGOだけど、僕はこのシーンがHOMEだった。よくよく考えれば当たり前の話だ。僕はWEGOをメディアとしてとらえていて、そのメディアを使ってこのシーンを大きくするために活動してたのだから。

WEGOで働く人はWEGOがキャリアのスタートというのが多い。WEGOで社会人になり、WEGOの仲間とともに育っていった人たち。企業としてはすばらしいことだ。WEGOがHOMEであり、WEGOスタッフがファミリーなのだ。

ただWEGOがHOMEじゃない僕にも優しく接してくれる人も多かったし、WEGOを辞めたあとも友人関係を続ける人もいっぱいいる。すごくあったかい会社だと思う。

そんなこんなでDOKUMO BGがどんどん大きくなってくるにつれ、僕は次の行動に出る。

それが僕の、そして僕らのシーンの居場所を作るために、株式会社レキシントンでの読モマネージメント部署の設立だ。

こっから先は退職エントリー③で語ろうと思う。


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