見出し画像

タロットと西洋占星術のリンク⑪~大アルカナ0(フール)〜10(運命の輪)

皆さまこんにちは。
今年のGWは最大9連休!? ゆっくり過ごされた方も多かったのではないでしょうか。私は野球観戦やフェス、実家の掃除、友達の家に遊びに行ったりなどなど…。のんびり過ごすハズがなんだかんだ動き回り、あっという間にGWが終わりました。平日の方が自分のペースでのんびりできたりして。。。(^_^;)
 
 
さて、気を取り直して。これまで基本的なことを一通りやりましたので、今回の11回目は大アルカナカードを0から順番にまとめたいと思います。
 
今までは2区分に当てはまるカードはコレ、牡羊座に当てはまるのはコレ、金星に対応するカードはコレというように占星術側を軸に考えてきました。
 
ですが、実際リーディングするときはカードを見た瞬間に、このカードはどの星座天体何ハウスに対応してるのか反射的に結びつくことが理想です。
 
カードを出したときに、パッとわかるようにカードごとの表を作ってみましたので参考にしてみて下さい。
 
 
まずはフールから行ってみましょう!

フール天王星に対応します。既成概念に捕らわれない自由な行動は時に変人、風変わりとみられるフールの特徴そのまんま天王星の特徴にも当てはまります。

魔術師水星に対応します。水星は周期がはやく軽やかです。魔術師が頭の回転が早い器用フットワーク軽い好奇心旺盛と言われる所以です。

女教皇に対応します。月の満ち欠けは女性性を表します。神秘性潜在意識深層心理も表しています。

女帝は愛、豊かさ、調和を意味する金星に対応します。女教皇はまだ大人になる前の女性を表すのに対し、女帝は大人の女性の姿であり、母性の象徴でもあります。

皇帝牡羊座に対応します。その支配星は火星です。牡羊座の定位置1ハウス春分点であり、始まりを意味します。対応エレメントのも4元素の始まりです。皇帝(牡羊座)が先駆者なのが頷けます。

法王牡牛座に対応します。その支配星は金星ですが、水星という説もあります。牡牛座の定位置は2ハウスですが、法王は5ハウス対応説など諸説あります。5ハウスは自己主張であり、説教(アドバイス)、講壇に立つということが5ハウス的になるということです。

恋人たち双子座に対応します。その支配星は水星になります。双子座の定位置3ハウスコミュニケーション情報のハウスです。双子座は情報が絶えず回転していないと飽きてしまいます。恋人たちのキーワードに選択がありますが、絶え間なく流れてくる情報を受け取って何を選ぶかが大切です。

戦車かに座に対応します。その支配星はになります。かに座の定位置4ハウス家庭自分の居場所です。住み慣れた場所や自分に合った環境があってこそ、戦車は元気に動き回ることができるのです。

正義天秤座に対応します。その支配星は金星になります。天秤座の定位置は7ハウスです。
 
●その前におさらい↓
12個あるハウスを大きく2つに分けると1つは1〜6ハウスです。1〜6ハウスは個人をとりまく環境を示します。
もう1つは7〜12ハウスですが、こちらは社会との関わりを示します。
各ハウスの意味はこちら

本題に戻りますが、
7ハウスは1ハウスの反対側にあるハウスです。1ハウスが春分だったのに対して、7ハウスは秋分に当たり、占星術では社会との関わりの出発点になります。社会活動とは人との出会いから、ということで7ハウスは対人関係を表します。支配星は金星(調和)、エレメントは(感情に左右されない)、洗練された天秤座の社交術は人との距離のバランス感覚です。正義(Justice)が中立的なスタンスをとれるのはその所以です。

隠者乙女座に対応します。その支配星は水星、乙女座の定位置6ハウス雇用職場健康などです。
 
仕事に関係するハウスは他に2ハウス、10ハウスがあります。2ハウスは才能を活かした仕事、10ハウスは管理職、そして6ハウスは実務、要求に応えていく仕事です。
 
風のエレメントの双子座の支配星も水星ですが、地のエレメントである乙女座の水星との違いはなんでしょう?
●風の水星はつねに新しい情報をチャッチし、人に伝達、シェア、拡散します。記者やリポーター、通訳などにはうってつけです。
●地の水星は、実務能力、分析、ものを形にしていくことに長けています。技術、研究職などにはうってつけです。
 
地なので必ず形になるまで追求します。何かを習得するには勉強や練習を避けては通れません。6ハウスは自分を鍛えるハウスでもあります。隠者が精神の高みに到達したいと日々修行を重ねる姿そのものです。

運命の輪は発展、拡大、幸運を意味する木星に対応します。絵柄を見ると四隅の天使、猛獣たちは本を読んでいます。前の9(隠者)からの続きで勉強の真っ最中なわけですが、勉強中にもかかわらずオファーがきた!!!というのが運命の輪です。木星は大らかですから、少しくらい未熟でも大丈夫!! 尻込みすることなく流れに乗ってみることが大切ということです。
 
 
 カードから見た占星術とタロットのリンク、いかがでしたか?
今回は、フールから運命の輪までの11枚を紹介しました。
残りは次回に、お楽しみに〜!!

文・イラスト:加藤マカロン

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固くお断りします。
【著者プロフィール】
加藤マカロン

イラストレーター&占い師。公式サイトは、マカロンタロットweb 。カードの基本的な意味などを知りたい方は、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)をご参照ください。SNSは、Twitterアカウント (@katomacalon)、facebook などでも情報発信中。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?