生活の知恵

最近どうも体調が優れない。
しっかり睡眠はとってる。
東京の人ともほどほどに話し、
地元の友達とも頻繁に連絡をとっている。


お金にも困っていない。今のとこ。
飯もしっかり食えているはず、
マックにセブン。


あれ?
食ってるだけだ。


そう、起きてから一日中感じる倦怠感の原因は恐らく栄養の偏りだ。
ビタミンとか鉄分とかしっかり取ろう!


ビタミンと書いて
思いつくのは柑橘類。


鉄分と書いて
思いつくのはプルーン。


柑橘類とプルーンを毎日食後に取ろう!


多分、無理だろう。
2つを揃えなければならないという
ミッションが増えるのはすごく嫌だし、
柑橘類はともかく、
プルーンってどこで買えるんだろう?


多分、どこにも売っていない。
テレビの中だけの存在なんだろう。
そういえば右下の方に小さく「フィクションです」と書いてあったような気がしなくもない。
あれは嘘だ。プルーンなんてないさ。プルーンなんて嘘さ。寝ぼけた人が見間違えたのさ。


ということで断念。
他の方法を探す。


あっ、栄養ドリンク。
文明開化の音がした。ざんぎり頭を叩かずとも


そうと決まればコンビニに行く。
コンビニには大体、入り口近くに不要なまでに多い栄養ドリンクコーナーがある。
チョコラBB、キレートレモンなど明るい色がやけに多い、受験期を思い出してちょっと嫌だ。


どれにしようか迷っていると、


「あ!」


「金ないじゃん」


金がない。
と一言で言ってもほんとにないわけじゃない。
ATMでおろせばある。


ATMが嫌いだ。原因は手数料。
怒りに震える手で差し込み口にカードを入れる
お引き出し?お預かり?の欄が出てくる。


ここまで0.1秒。


ATMの創始者の喉元を手刀で突く、


ここまで0.3秒。


一瞬、創始者の呼吸が止まる。
思わず、かがみ込む創始者。
そこにすかさず、頭を掴み、膝蹴り一閃。


ここまで0.5秒。


このように脳内でATM創始者を始末していると
お金が出てくる。そのかわり手数料は出て行く


僕とATMとの確執はそう消えないだろう。


ムカついたら腹が減った。
カレーとコーヒーとタバコを買った。
1120円。


「袋はご要りようですか?」


じゃあ逆に想像してみてくれ。
熱々のカレーを素手で持って買える俺を。
熱さに悶えながら信号を待つ俺を。
それを考えた上で次からは聞いてくれ。


そんなことは言えず、
「あ、はい、ください。」
と言った。


袋が有料になります。


え、そんなことになってるのか今の日本。
コンビニのレジ袋が有料なんて余裕なさすぎ。
日本の終わりは近いのかもしれない。


そんなことより店員さんの腕毛が気になった。


だいぶ濃かった。


勘違いしないで欲しい。
ただ濃いだけじゃないぞ。
ダンチに濃かったんだ。あたかもツタだった。


腕に絡まる毛。毛。毛。
ディズニーかグリム童話か忘れたが、
小さい頃に見た映画を思い出した。


城に纏わり付くイバラ。
まさにそれだった。


気になった。聞きたかった。
大スクープかもしれなかった。
質問したいことは山ほどある。


「その腕毛は本物ですか?」
「それともカツラですか?植毛ですか?」
「ビーフにしますか?チキンにしますか?」
「濃い腕毛で生活に支障出ませんか?」
「YouTubeのムダ毛の広告出てみませんか?」


そんなこと聞けない。聞かない。
僕も年齢で言えば大人だ。社会人だ。


グッと堪え、カレーを食う。
そして栄養ドリンクを買ってないことを思い出す。あぁ、しくじった。


そんなことが気にならないくらいにセブンのカレーは旨いです。


THEセブンビーフカレー
〜アンガス種牛肉使用〜
460円(税込496円)


お腹が空いたらセブンカレー!


そうです。セブンイレブンからの案件です
広告費をがっぽり貰いました。





















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