見出し画像

子供が塾を3ヶ月で辞めた話ーその10:塾を辞める

前回までのあらすじ

突然塾に通いたいと言い出した子供。私立中学受験に全く興味がなく、何も知らない状態でまずは友達の親に色々と聞いてみることに。小学校高学年になってくると定員がいっぱいで入れなくなるから、辞めるのは後でできるからとりあえず入ってみたら、というアドバイスをもらう。次はいよいよ塾選び。入塾試験なる不思議な関門を乗り越え、体験授業で感激した子供はついに塾を選んで通うことに。塾のシステムに不慣れは親は、最初の難関、宿題の多さに四苦八苦する。特に最初の数週間は塾、宿題、試験というサイクルに慣れるのに時間がかかり、家庭内での諍いが増える。授業内容と試験内容にやや疑問を持ち始める。Ankiを使って暗記科目を克服し、クラス分けを楽しむ子供。一方、宿題や塾で理解できなかった点のフォローなど、親のサポートが増えてくる。学校探しを始め、私立中学には給食がないことを知り愕然とする親。

塾を辞める

そんなある日、突然子供が、「俺塾もう辞める」、と言い出しました。どうして、と聞いたら「宿題が大変だから」、という事でした。

妻は本当に辞めてもらいたかったらしくて、事前に色々と説得するための営業トークを考えていたようです。と思ったら本人から辞めたいと言われて、肩透かしを食らった感じでした。自分はもし勉強がしたいというなら、塾に通うのはあまり賛成ではないけどその気持ちは無駄にはしたくないなと思っていました。ここまで3か月と短かったですが、クラス分けの試験で段々とクラスが上がってきたり、そのことを嬉しそうに話す様子を見ていたこともあったので、辞めると聞いた時は少し寂しさも覚えました。その一方で、ほっとしたのも半分ぐらいありました。今では、自分で意思決定をして、決断を親に自ら伝えてくれたのが、成長したなーと思いました。

辞めるまで

塾の事務の人に辞めますと連絡しました。ただ、夏期講習の申し込みをしていたのと、夏休みに家にずっといられても困るので、とりあえず夏休み終わるまでは塾に行ってくれ、と子供に頼みました。

塾の先生からは、成績も上がってきているし、今後ももっと伸びると思うから、ということで何度か説得がありました。電話もかかってきました。辞める一週間前にも、塾で本人に直接先生から説得があったようでした。

辞めたあと

塾の宿題がなくなったことで、子供は猛烈に暇になり、毎日テレビを見てYouTubeを見るダラダラとした生活になりました。
これではいかん、と思ったのと、やっぱり若い時期は語学でしょう、と思い、マンツーマンで英語を教えてくれる英会話学校に行かせることにしました。その後、なぜか公文の算数を続けたい、と言い出しました(塾に通っている間も算数だけやっていた)。どうも学年より1、2年進むと高度進学者として景品がもらえるらしく、それが嬉しかったらしいです。

まとめ

突然の終了でしたが、元々が友達が通っているから自分も行きたい、という理由ぐらいしかなかったこともあり、塾に通うモチベーションはそれほど高くなかったのだと思います。また、親からも是非私立中学に行かせたい、ということもなかったので、親からの強制もなく、ただただ宿題を大量にやらされるだけの時間に、疲れたのだと思いました。

あっけなく塾通いが終了しました。次回以降は、塾の経験を振り返って、中学受験や塾通いについて思ったことを書く予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?