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宝塚歌劇雪組公演 「夢介千両みやげ亅「Sensational!」

気がつけば半年ぶりの宝塚観劇です。
2月に観劇予定だった宙組公演が劇場のコロナ対策とかなんとかで行けなくなりましたのでね。

久しぶりに阪急電車へ乗りましたよ。バネの強い座席が懐かしかったです。

さて、お芝居は単純明快で陽気な時代劇でした。
小田原の農家の息子・夢介(彩風咲奈)は親から千両を分割で与えられ、道楽修行の旅に出ます。女スリ・オランダお銀(朝月希和)に引っかかりますが、金持ち喧嘩せずなのか、夢介はあっさり許し金を与えます。おおらかな夢介の人柄に惚れたお銀は半ば押しかけ女房のように振る舞います。
男前で遊び好きの総太郎(朝美絢)や奇術劇団、街のゴロツキなど、夢介は色んな人と出逢い、金をばらまき、皆を驚かせ魅了していきます。

彩風咲奈さん演じる夢介は朴訥としていて劇場内を穏やかな空気にしていました。夢介に惚れるオランダお銀役の朝月希和さんは、小娘では到底演じられないような大人の女性を滴る色気で演じておりとてもかっこよかったです。
遊び人のボンボンを演じる朝美絢さんは、「♫何せこの顔この声モテてモテて仕方ない」と言う台詞がぴったりでした。ほんま、仰る通りで。
日本物の演目を観ていると、うっかり寝てしまうことが多いのですが、今回は眠くなりませんでした。原作はあの「桃太郎侍」を作った人らしいです。

ショーでは、ダンスが得意な彩風咲奈さんがこれでもかってほど踊りまくりで。それに宙組から移ってきたこれまたかなり踊れる和希そらさんがいるので、さらにダイナミックな印象を受けました。彩風咲奈さんがトップになってからの雪組は躍動感があっていいですね。何だか皆さん痩せたような。気のせいかな。

真ん中らへんの席で観る男役群舞は壮観でした。絶賛キラキラ不足だったのですが、しっかり補給。
やはり人生には輝きが必要ですな。



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